ジェイコブ・デグロムとの再契約に失敗したものの、ジャスティン・バーランダーやホセ・キンタナを獲得したメッツが日本のエース千賀滉大との契約に合意した。
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千賀滉大投手とメッツと5年7500万ドルで合意
複数のメディアによるとソフトバンクから海外FA権を行使してメジャー移籍を目指す千賀滉大投手とメッツの契約は5年7500万ドルらしい。
メッツはジェイコブ・デグロムだけではなくクリス・バシットやタイファン・ウォーカーら2022年シーズンの先発ローテーションを支えた投手たちがFAでチームを離れた。
ただ、そこにジャスティン・バーランダーとに千賀滉大、ホセ・キンタナが加わる先発ローテーションは昨年並みのグレードを維持していると見たい。
Kodai Senga, Mets reportedly agree to a 5-year deal, per https://t.co/Z3s2EoZ3Ez's @Feinsand. pic.twitter.com/nysXN2hbX7
— MLB (@MLB) December 11, 2022
千賀に関しては、海外FAでの移籍のためポスティング料もかからないし、クオリファイングオファーを拒否したデグロムを獲得したレンジャーズのようにドラフト指名権の譲渡なども発生しない。
2016年から7年連続で2ケタ勝利をマークし、2020年に最多勝、最優秀防御率、最多奪三振の3冠に輝くなど、2012年からの11年間で224試合に登板し、87勝44敗、防御率2.59の成績を残した。
日本から渡米した多くの投手たちが実績を残しているように千賀に関してもメジャーのマウンドや環境に慣れれば高い確率で成功するだろう。
まずは2023年に30試合200イニング、または180イニング以上を投げてほしい。
個人的にはコンディション作りには気候の良い西海岸の球団に期待していた。以前にMLBネットワークのジョン・ポール・モロシ記者が伝えたところでは、ロサンゼルス・ドジャース、同じくロサンゼルスがフランチャイズのロサンゼルス・エンゼルス、ダルビッシュ有が所属するサンディエゴ・パドレスの名前が挙がっていた。
これにシアトル・マリナーズやトロント・ブルージェイズ、ボストン・レッドソックスなど少なくとも7~8球団がアプローチをかけていたと思われる。
千賀の獲得で来季のメッツの総年俸は3億4500万ドルになり、これはメジャー史上最高額だ。オーナーのスティーブ・コーエン氏の本気度が伝わってくる。
とにかく3投手ともヘルシーに1年間を戦ってくれればシーズンの最後には面白いことになりそうだ。