MLB移籍情報
《FA捕手情報》第5弾
メッツのターゲットは比較的安価なマッキャン!?
10月29日に紹介したが、FA捕手たちの動向に変化の兆しがあった。
ウインターミーティングがオンラインで行われている。決定的な情報や大型契約はないが、多少の動向は報道されている。
大補強を明言しているメッツがマッキャン獲得か?
ジェームズ・マッキャン(30歳/ホワイトソックス)、540万ドル、2020WAR1.5
昨年のオールスターゲームにも選出されたジェームズ・マッキャン(18本塁打、OPS.789、20年490万ドル)。グランダルの獲得で、控えに回ることも多かったが、今季も捕手のカテゴリーではトップクラスのWAR1.2をマーク。
31試合、打率.289、7本塁打、15打点、出塁率360、OPS.896の数字を残した。守備ではメジャー7年間で盗塁阻止率359をマーク。過去4年間連続で、この分野でトップ10に入っている。
MLB全体を見渡しても打てて守れる捕手は少なく。当然、ニーズは多い。ホワイトソックスが再契約に失敗すれば、FA捕手の中では注目の選手になる。ア・リーグではDHとしても起用できるので複数の球団が欲しがるだろう。
メジャーリーグ公式サイトでメッツの番記者アンソニー・ディコーモは現地9日(日本時間12月10日)、メッツがジェームス・マッキャンとの交渉を継続していると伝えている。「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタールはメッツとの契約合意が近付いていることを報じていたが、まだ合意には至っていない。
ほかにはアストロズ、エンゼルス、レンジャーズ、インディアンスなどが正捕手を必要としている。
J.T.リアルミュート(29歳/フィリーズ)、2020WAR1.7
2019年2月8日にホルヘ・アルファーロ、シクスト・サンチェス、ウィル・スチュワート及びインターナショナル・ボーナス・プール(海外選手契約金枠)とのトレードで、フィラデルフィア・フィリーズへ移籍した。今季は調停の公聴会を経て単年1000万ドルで決着。(短縮シーズンで実質は$3,703,704)。今季は11本塁打、OPS.840。
フィリーズのジョン・ミドルトン・オーナーは、今オフにFAになったリアルミュートと再契約することがフィリーズの最優先課題であることを明言している。クオリファイングオファーも拒否された。春の年俸調停でも見られたようにリアルミュートの要求額が想定以上に大きければ再契約は困難になる。
下記は2020-21年オフにFAになる代表的な捕手たちだが。リアルミュートの評価は高いが、ここではホワイトソックスからFAのジェームズ・マッキャンに注目している。過小評価されている捕手だ。
ほかにはレジェンド、ヤディアー・モリーナのカージナルス残留か気になるところだ。ニューヨークの2球団とカージナルス残留の線が濃厚だ。
NAME(年齢/20年所属)20年年俸、2020WAR
※WARはfWAR
ウイルソン・ラモス(33歳/メッツ)1000万ドル、0.2 Club Option
ヤディアー・モリーナ(38歳/カージナルス)2000万ドル、0.5
タイラー・フラワーズ(35歳/ブレーブス)400万ドル、0.4
ジェイソン・カストロ(33歳/ツインズ)685万ドル、0.3
アレックス・アビラ(34歳/ツインズ)425万ドル、0.2
カート・スズキ(37歳/ナショナルズ)600万ドル、0.0
ジョナサン・ルクロイ(35歳/フィリーズ)150万ドル、0.0
マット・ウィータース(35歳/カージナルス)、-0.0
サンディ・レオン(31歳/インディアンス)、-0.1
オースティン・ロマイン(31歳/タイガース)180万ドル、-0.5
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