2020-21年オフFA捕手情報 第12弾
タイガースがウィルソン・ラモスと1年200万ドルで契約合意
タイガースがメッツからフリーエージェント(FA)のウィルソン・ラモス捕手と1年200万ドルで契約に合意したという情報が入ってきた。
Wilson Ramos to Tigers, $2M, 1 year
— Jon Heyman (@JonHeyman) January 27, 2021
MLBネットワークのインサイダーであるジョン・ヘイマンによると、契約内容は1年200万ドル。
ラモスはメジャー11年間で通算128本塁打、OPS.755をマーク。2018年オフに2年1900万ドル+オプション1年でメッツに加入。メッツでは正捕手だった。
オールスターにも2度選出(2016年・2018年)、シルバースラッガー賞1度(2016年)を受賞した打てる捕手だったが、それでも単年で200万ドルの契約は、彼のキャリアからすれば不本意で、かなりダンピングされた印象だ。
消耗の激しいポジションで33歳という年齢からくるDRS(守備防御点)の悪化などが指摘されているが、タイガースでは、FAでカブスへ移籍したオースティン・ロマインの後釜として正捕手での起用が考えられる。
フィリーズがJ.T.リアルミュートと5年総額1億1550万ドルで合意
フィリーズが今オフ注目の捕手J.T.リアルミュートの引き留めに成功したようだ。
MLBネットワークのインサイダーであるジョン・ヘイマンは火曜日に、フィラデルフィアのリアルミュートへの提示額は約1億1000万ドルであると報告していた。
JT Realmuto situation feels like it’s coming to a head. Phillies — believed at about $110M — are trying to close the deal. Braves and Realmuto said to have mutual interest, as @ByRobertMurray reported. But Atlanta is thought to prefer shorter deal and has d’Arnaud thru ‘21.
— Jon Heyman (@JonHeyman) January 26, 2021
MLBネットワークのクレイグ・ミシュによると現地26日(日本時間27日)、フィリーズとJ.T.リアルミュートは5年総額1億1550万ドルで合意。身体検査を経て正式契約になる見込みだ。
フィリーズとリアルミュートが5年1億1550万ドルで契約合意。身体検査を経て正式契約へ。#mlbjp https://t.co/IkKdDAa2JN
— メジャーリーグ物語🇯🇵🇺🇸⚾️⚾️⚾️ (@buffaloueda) January 26, 2021
リアルミュートは、メッツとの契約が有力視されていたが、メッツとジェームズ・マッキャンの契約でフィリーズとの再契約が予想されていた。
リアルミュートは29歳で、通常なら35歳ぐらいまでの5~6年間で1億ドル(年平均2000万ドル)ぐらいの契約になる予想だった。「ジ・アスレチック」が報じた最新情報では、フィリーズは「総額がわずかに1億ドルを上回る規模の5年契約」を提示したということで要求額との開きがあった。
MLB公式サイトの記事では、リアルミュートと代理人のジェフ・ベリーは「捕手は過小評価されている」というポリシーで、捕手の給与相場を上昇させるために「捕手の史上最高年俸」を要求していたという。
これまでの捕手の最高年俸(年平均)はジョー・マウアーの2300万ドル(8年1億8400万ドル)で、リアルミュートの5年総額1億1550万ドルは、年平均2310万ドルになり、わずかにマウアーの2300万ドルを上回っている。
アストロズがカストロと2年700万ドルで合意
アストロズが21日(日本時間22日)、ジェイソン・カストロと2年契約で合意した。「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲールは、契約内容を2年総額700万ドルであることを伝えている。
33歳のカストロはアストロズでメジャーデビューしており、5年ぶりの古巣復帰となった。
Catcher Jason Castro's new contract with the Houston #Astros is two years, $7 million.
— Bob Nightengale (@BNightengale) January 21, 2021
アストロズには右打ちの正捕手マーティン・マルドナードがいるが、カストロは彼を補完する存在で、左打ちのカストロと2プラトーンでの起用なること予想される。
エンゼルスがカート・スズキ捕手と契約
捕手の補強がニーズだったエンゼルスが現地時間1月15日(日本時間16日)、37歳のベテラン捕手カート・スズキと1年150万ドルで契約合意した。
エンゼルスのロースター登録捕手はマックス・スタッシとアンソニー・ベンブームの2人。 そのうち昨年10月に腰の手術を受けたスタッシが開幕に間に合わない可能性があるため、エンゼルスはベテラン捕手を探していた。
スタッシが仮に間に合ったとしても、彼はこれまでキャリア8年間で年間100試合以上出場したことがなく、いずれにしても経験豊富な捕手がエンゼルスの補強ニーズだった。
NAME(年齢/20年所属)20年年俸、2020WAR
※WARはfWAR
ジェームズ・マッキャン(31歳/Wソックス)→メッツ
ウイルソン・ラモス(33歳/メッツ)1000万ドル→タイガース
ヤディアー・モリーナ(38歳/カージナルス)2000万ドル→未定
タイラー・フラワーズ(35歳/ブレーブス)400万ドル→未定
ジェイソン・カストロ(33歳/パドレス)685万ドル→アストロズ
アレックス・アビラ(34歳/ツインズ)425万ドル→未定
カート・スズキ(37歳/ナショナルズ)600万ドル→エンゼルス
ジョナサン・ルクロイ(35歳/フィリーズ)150万ドル→未定
マット・ウィータース(35歳/カージナルス)→未定
サンディ・レオン(31歳/インディアンス)→マーリンズとマイナー契約
オースティン・ロマイン(31歳/タイガース)180万ドル→カブス