MLBは14日(日本時間15日)、両リーグの打撃部門で最も優れた打者に贈られる「ハンク・アーロン賞」の受賞者を発表し、ナ・リーグではドジャース大谷翔平投手が選出された。大谷の同賞受賞は2年連続2度目で、ア・ナ両リーグでの受賞は史上初となる。
「ハンク・アーロン賞」
「ハンク・アーロン賞」は1999年に創設され、最多受賞はアレックス・ロドリゲスの4度。MLB公式サイトの専門委員会によって選ばれた各リーグ10人の候補からファン投票と殿堂入り選手の選考で決まる。
ナ・リーグでは大谷の他に同僚のフレディ・フリーマン内野手、ブレーブスのマーセル・オズーナ外野手、フィリーズのブライス・ハーパー外野手らが候補入りしていた。
/ ドジャース・大谷翔平🇯🇵 2年連続「ハンク・アーロン賞」受賞! \ リーグ最強打者の称号 両リーグでは史上初の快挙#ハンク・アーロン賞#MLBの授賞式もSPOTVNOW! 11/4~11/22に随時発表! pic.twitter.com/hdBDDzsbq0
— SPOTV NOW JAPAN (@SPOTVNOW_JP) November 15, 2024
大谷は今季159試合で打率.310、本塁打54、打点130、盗塁59、OPS1.036を記録。前人未到の「50本塁打、50盗塁」を達成し、本塁打と打点の2冠王に輝いた。
夏には自身4回目のオールスターゲームにも出場。日本選手では2007年のイチロー以来、17年ぶり本塁打を記録。球宴でのフェンスオーバーの本塁打は日本人選手初だった。自身初のポストシーズン進出を果たし、移籍1年目でワールドシリーズを制した。
ア・リーグでは、アーロン・ジャッジ(ヤンキース)が選出された。
さらに、指名打者限定の「エドガー・マルティネス賞」にも大谷とジャッジが選出された。大谷の選出は2021年から4年連続。
#オールMLB の1stチームに選出された選手はこちら👏 おめでとうございます🎉 🔎 オールMLBチームはポジションごとに最も卓越した活躍を見せた選手がファン投票と選考委員会によって選ばれ、1stチームと2ndチームの形で発表されます。 pic.twitter.com/JO9QRCS0yH
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大谷が1stチームに、今永が2ndチームに選出
また、日本時間11月15日、MLBでは「オールMLBアウォード」の授賞式が執り行われ、今季のオールMLBチームが発表された。
そこでも大谷はDH部門で自身5回目のファースト・チームに選出された。この賞は2019年から始まったが大谷は最多の5回目の選出。
その他にも同僚のムーキー・ベッツ、ヤンキースのアーロン・ジャッジらが選出された。
惜しくもファースト・チーム選出は逃したものの、今永昇太(カブス)が先発投手部門でセカンド・チームに選出された。
オールMLB 1stチーム
▽捕手
ウィリアム・コントレラス(ブリュワーズ) 初
▽一塁手
▽二塁手
ケテル・マルテ(ダイヤモンドバックス) 初
▽三塁手
ホセ・ラミレス(ガーディアンズ) 初
▽遊撃手
ボビー・ウィットJr.(ロイヤルズ) 初
▽外野手
フアン・ソト(ヤンキース) 3回目
アーロン・ジャッジ(ヤンキース) 3回目
ムーキー・ベッツ(ドジャース) 4回目
◆先発投手
クリス・セール(ブレーブス) 初
タリック・スクーバル(タイガース) 初
ポール・スキーンズ(パイレーツ) 初
ザック・ウィーラー(フィリーズ) 初
コービン・バーンズ(オリオールズ) 2回目
◆救援投手
エマニュエル・クラセ(ガーディアンズ) 2回目 ライアン・ヘルスリー(カージナルス) 初