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【MLB契約情報】フィリーズとリアルミュートが合意 《FA捕手情報⑪》

2020-21年オフFA捕手情報 第11弾

 

フィリーズがJ.T.リアルミュートと5年総額1億1550万ドルで合意

 

フィリーズが今オフ注目の捕手J.T.リアルミュートの引き留めに成功したようだ。

 

MLBネットワークのインサイダーであるジョン・ヘイマンは火曜日に、フィラデルフィアのリアルミュートへの提示額は約1億1000万ドルであると報告していた。

 

 

 

MLBネットワークのクレイグ・ミシュによると現地26日(日本時間27日)、フィリーズとJ.T.リアルミュートは5年総額1億1550万ドルで合意。身体検査を経て正式契約になる見込みだ。

 

 

リアルミュートは、メッツとの契約が有力視されていたが、メッツとジェームズ・マッキャンの契約合意でフィリーズとの再契約が有力になっていた。

 

リアルミュートは29歳で、通常なら35歳ぐらいまでの5~6年間で1億ドル(年平均2000万ドル)ぐらいの契約になる予想だった。「ジ・アスレチック」が報じた最新情報では、フィリーズは「総額がわずかに1億ドルを上回る規模の5年契約」を提示したということだった。

 

MLB公式サイトの記事では、リアルミュートと代理人のジェフ・ベリーは「捕手は過小評価されている」というポリシーで、捕手の給与相場を上昇させるために「捕手の史上最高年俸」を要求していたという。

 

これまでの捕手の最高年俸(年平均)はジョー・マウアーの2300万ドル(8年1億8400万ドル)で、リアルミュートの5年総額1億1550万ドルは、年平均2310万ドルになり、わずかにマウアーの2300万ドルを上回っている。

 

 

J.T.リアルミュート(29歳/フィリーズ、2020WAR1.7

 

2019年2月8日にホルヘ・アルファーロ、シクスト・サンチェス、ウィル・スチュワート及びインターナショナル・ボーナス・プール(海外選手契約金枠)とのトレードで、フィラデルフィア・フィリーズへ移籍した。今季は公聴会の調停を経て単年1000万ドルで決着。(短縮シーズンで実質は$3,703,704)。

 

昨季は47試合に出場。打率.266、11本塁打、32打点、出塁率.349、OPS.783を記録し、6年連続となる二桁本塁打を達成。1890万ドルのクオリファイングオファーを拒否してFAになっていた。

 

 

アストロズカストロと2年700万ドルで合意

アストロズが21日(日本時間22日)、ジェイソン・カストロと2年契約で合意した。「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲールは、契約内容を2年総額700万ドルであることを伝えている。

 

33歳のカストロアストロズでメジャーデビューしており、5年ぶりの古巣復帰となった。

 

 

アストロズには右打ちの正捕手マーティン・マルドナードがいるが、カストロは彼を補完する存在で、左打ちのカストロと2プラトーンでの起用なること予想される。

 

 

エンゼルスがカート・スズキ捕手と契約

捕手の補強がニーズだったエンゼルスが現地時間1月15日(日本時間16日)、37歳のベテラン捕手カート・スズキと1年150万ドルで契約合意した。

 

エンゼルスのロースター登録捕手はマックス・スタッシとアンソニー・ベンブームの2人。 そのうち昨年10月に腰の手術を受けたスタッシが開幕に間に合わない可能性があるため、エンゼルスはベテラン捕手を探していた。

 

スタッシが仮に間に合ったとしても、彼はこれまでキャリア8年間で年間100試合以上出場したことがなく、いずれにしても経験豊富な捕手がエンゼルスの補強ニーズだった。