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【MLB移籍情報】ナッツがカイル・シュワーバー外野手と1年契約に合意

 

MLB移籍情報

 

 

 

ナッツが強打の外野手を補強

 

ワシントンポスト紙のジェシー・ドゥハティによれば、ナショナルズ(ナッツ)は、カイル・シュワーバーと1年1000万ドルの契約に合意した。メディカルチェックを経て正式発表される。

 

 

 

カブスからノンテンダーFAのシュワーバーと契約

 

27歳のスラッガーは、14年のMLBドラフトでシカゴ・カブスから1巡目(全体4位)指名された元プロスペクト。

 

15年6月にメジャーデビューを果たし、1年目は主に左翼手や捕手として出場。69試合の出場ながら16本塁打をマークした。

 

残念だったのは、その長打力で外野の一角として期待された2年目。開幕から3試合目だった。

 

アリゾナダイヤモンドバックス戦でシュワーバーは、2回裏の守備でジーン・セグラの左中間への打球を追って、中堅手のデクスター・ファウラーと交錯し、左膝の前十字靭帯と外側側副靱帯の断裂という大ケガを負い退場、長期の欠場を余儀なくされた。

 

10月のワールドシリーズには間に合ってアクティブ登録され、第1戦から出場。シリーズ打率.412でチームの優勝に貢献した。

 

17年は、シーズン前半から不振で最終的に129試合に出場し、打率.211、30本塁打、59打点、OPS.782だった。

 

18年は、夏のオールスターゲームホームランダービーに出場していたのを覚えている。年間では、打率.238、26本塁打、61打点、OPS.823。長打力はあるが、140三振を喫した。

 

19年は、155試合に出場して打率.250、38本塁打、92打点、156三振。打撃3部門でキャリアハイの数字を残し、OPS.871だった。守備面では左翼手としてエラー数がリーグ最多で、守備率.947はリーグワーストで、打撃は良かったが守備では課題を残した。

 

20年は、59試合でほぼフル出場したが、打率.188、11本塁打OPS.701に終わり、オフの12月2日にノンテンダーFAとなった。成績不振と年俸調停2年目で701万ドルという高給が大幅な減収によるコストカットのシーズンにおいて災いしたのかもしれない。

 

 

ナッツでは破壊力に期待

今季のナッツはチーム打率がMLB全体4位だったのに比べ、本塁打数は同21位と低く、長打力不足が課題。シュワーバーの補強で、その破壊力に期待したいところだ。