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タティスJr.と大型契約成立なるか!?
久しぶりのビッグニュースだ。ブレイク・スネルやダルビッシュ有を獲得するなど静かなストーブリーグでハリケーン級の補強を続けている今オフのサンディエゴ・パドレス。
そのパドレスが現地9日(日本時間10日)、若きスター候補で二世プレイヤーとして有名なフェルナンド・タティスJr.との契約延長交渉を行っているというニュースが流れている。MLB公式サイトなど複数のメディアが伝えている。
パドレス タティスJr.に11年3億2000万ドルを提示?
パドレスがタティスJr.に提示した契約額は11年3億2000万ドルの長期の大型契約で、彼のフリーエージェント(FA)までの年俸調停期間の数年間を買い取った長期契約だが、22歳の若さから考えても納得できる内容だ。
合意に至ればチームメイトのマニー・マチャドの10年3億ドルを抜いて、メジャーリーグ史上6番目の超大型契約になる。
パドレスの若き至宝
1月2日に22歳の誕生日を迎えたタティスJr.。彼に関しては「パドレスのタティスJr.遊撃手が20歳85日で開幕ロスター」という記事で19年3月28日に紹介したが、20歳85日の若さでロスター入りして開幕戦に「6番・遊撃手」でメジャーデビューした。
タティスJr.は、最初の2シーズンで143試合39本塁打、27盗塁で打率.301、出塁率.374、長打率.582、OPS.956に達し、平均OPSプラスも154の高い数値を示し、この2年間でスター選手としての地位を固めた。
既に20年の「シルバースラッガー賞」をマニー・マチャド三塁手と共に受賞しており、強力な三遊間の総額6億ドルコンビが誕生することになる。
パドレスの大型契約
パドレスのAJ.プレラーGMは17年オフにウィル・マイヤーズと22年までの6年総額8300万ドル(当時球団史上最高額)で契約延長。
18年オフには、ロイヤルズからFAのエリク・ホズマー一塁手を8年総額1億4400万ドルで獲得。19年オフには、マニー・マチャド三塁手と10年3億ドルで契約。近年、次々と大型契約で有力選手を獲得してきた。
それと並行して20年シーズン前には、ファーム層も充実。MLB.comのランキングで若手有望株トップ100に10人がランクインしていた。
中堅と若手の融合が今後の鍵になりそうだが、着々とチームのオーガニゼーションの強化を進めた結果、20年には14年ぶりにポストシーズン進出を果たした。
大型補強の背景には覇権の奪還
そして、今オフはご存じのとおり、エリートスターター2名を補強。課題だった先発ローテーションを強化した。
長い間、ドジャースに奪われているナ・リーグ西部地区の覇権を奪還したいところだろう。
人気スポーツNFLのチャージャーズがサンディエゴを去ってロサンゼルスに再移転した。残ったプロスポーツのチームとしてサンディエゴでの人気を不動のものにするためにタティスjr.の「チームの顔」としての存在感に期待しているのかもしれない。
▽Information source
http://www.mlb.jp/category/news/#38690