MLB トレード情報
ヤンキースはルーク・ボイド一塁手を放出。一方、タティスJr..の故障で得点力の低下が心配されるパドレスが2020年ドラフト1巡選手と引き換えに強打のボイドを獲得した。
このトレードの背景
MLB公式サイトによるとヤンキースは2020年に短縮シーズンながらメジャー最多の22本塁打を放ったルーク・ボイトをパドレスへ放出。
引き換えにパドレスはマイナー右腕のジャスティン・ラングを差し出す1対1のトレードが成立した。
タティスJr.を欠くパドレスが攻撃力の低下を恐れて2020年「本塁打王」のタイトルホルダーをラインナップに追加。
ヤンキースもアンソニー・リゾとの再契約で正一塁手が確定。指名打者もジャンカルロ・スタントンがいる事から余剰選手になっていたボイドの移籍先を模索していた。
ボイトは故障が多く、昨季は68試合で本塁打5、OPS.764と期待を裏切っていた。夏にはリゾが加入して。トレード要員に回されることが予想された。
ボイドはDHで起用
パドレスでは正一塁手にエリック・ホズマーがいる事から新加入のボイドはDH(指名打者)として出場機会を得ることができるだろう。
昨年の前半のようにホズマーが不振の場合はレギュラーポジションを奪うことも考えられ、ボイドにとってもプラスになるようなポジティブなトレードだったかもしれない。
The Padres acquire 1B/DH Luke Voit from the Yankees for RHP Justin Lange. pic.twitter.com/e5vcORSgMs
— MLB (@MLB) March 18, 2022
ドライチ選手との1対1のトレード
パドレスが差し出したジャスティン・ラング投手は20歳の右腕。2020年ドラフト1巡目、全体34位で指名されたドライチ選手。
昨季は、ルーキー級で9試合に先発。22イニングで奪三振29、防御率6.95。ヤンキースの球団プロスペクトランキングでもさっそく17位にランキングされている。
ヤンキースとパドレスの思惑が一致したトレードだった。フリーマンが加入したドジャースのビースト打線をみればパドレスのフロントオフィスも落ち着かないだろう。
ドライチ選手を出しても長距離砲を獲得したい気持ちは分かる。これで同じポジションのエリック・ホズマーも春から気合が入るだろう。
守備が多少拙くともユニバーサルDH制度がナショナルリーグでも今季から導入されるので、そこでも使える。
▼パドレスの予想打線
1(中)トレント・グリシャム
2(三)マニー・マチャド
3(二)ジェイク・クロネンワース
4(指)ルーク・ボイト
5(一)エリック・ホズマー
6(右)ウィル・マイヤーズ
7(捕)オースティン・ノラ
8(左)ジュリクソン・プロファー
9(遊)金河成(キム・ハソン)