MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

パドレスのフェルナンド・タティスJr.が40号本塁打

あまり好きな選手ではないがパドレスフェルナンド・タティスJr.遊撃手が、40号本塁打を記録した。

 

遊撃手としてNL2人目、タティスJr.が40本塁打

 

パドレスのフェルナンド・タティスJr.が22日(日本時間23日)、ホームでのジャイアンツ戦の7回1死走者なしの場面で40号本塁打を記録した。

 

 

 

 

 遊撃手の40本塁打は史上2人目 

 

年間40本塁打は、殿堂入りしたカブスの遊撃手アーニー・バンクスが1955年から60年までの間に5度、40本塁打以上を記録しており、それに続くナ・リーグ2人目となる。

 

 

またMLB公式スタッツによると、22歳以下で40本塁打以上をマークするのは、タティスJr.がメジャー10人目。

 

 

さらに、大谷翔平ア・リーグ本塁打王を争うブルージェイズウラジーミル・ゲレーロJr.内野手もここまで46本塁打を記録しており、複数の22歳以下の選手が同シーズンに40本塁打以上を放つのは史上初という。

 

 

タティスJr.に関しては、このブログでも2019年3月28日に紹介したが、20歳85日という若さで開幕ロスター入り、「6番・遊撃」でメジャーデビュー。これは1999年にエイドリアン・ベルトレイ(当時ドジャース)の19歳363日に次いで早いデビューだった。

 

 

タティスJr.とはどんな選手?

ドミニカ共和国出身のタティスJr.は15年にホワイトソックスと契約。16年にパドレスに移って18年はチーム内プロスペクト・ランキング1位。夏のオールスター・フューチャーズゲームの世界選抜に選出された。

 

 

その後、2018年7月25日に骨折した左手親指の手術を受けるため、残りシーズンを全休したが、2019年のオープン戦では21試合に出場して打率.241、2本塁打、4打点、2盗塁、OPS.761をマークしている。

 

 

パドレス内にはMLB.comのプロスペクトランキングで10人の若手がいるが、タティスJr.はMLBプロスペクト・ランキングの全体2位、BP3位で、そのトップをきっての昇格だった。

 

 

デビューから最初の2シーズンで143試合39本塁打、27盗塁で打率.301、出塁率.374、長打率.582、OPS.956に達すると、平均OPSプラスも154の高い数値を示し、この2年間でスター選手としての地位を固めた。

 

 

今季は開幕前に14年3億4000万ドル(別にサインボーナス1000万ドル)の長期の大型契約を結んだ。

 

 

これは、彼のフリーエージェント(FA)までの年俸調停期間の数年間を買い取った長期契約で、総額ではドジャースと12年3億6500万ドルで契約を延長したムーキー・ベッツエンゼルスと10年3億6000万ドルで契約を延長したマイク・トラウトに次ぐメジャー史上3番目の大型契約だ。

 

 

本塁打を打った後の3塁ベースを回る時のバカみたいなパフォーマンスは好きではないし、感情をコントロールできないのは、まだまだ一流のメジャーリーガーではないと思うが、今後も注目の選手であることは間違いないだろう。

 

 

故障も多く、長期契約が不良債権にならないことを祈るが、ダルビッシュの援護射撃など、期待するところは大きい。