MLB移籍情報
1000万ドルのシュワーバーを放出して700万ドルで獲得
メジャーでは2月から始まる(予定)のスプリングトレーニングを前に小さな動きが目立ってきた。
カブスはドジャースからフリーエージェントとなっていたジョク・ピーダーソンと1年700万ドルで契約合意に達した。
Free-agent outfielder Joc Pederson in agreement with Cubs, pending physical, sources tell @TheAthletic.
— Ken Rosenthal (@Ken_Rosenthal) January 29, 2021
右の好投手が多いカージナルスやレッズには怖い存在
この契約でカブスは手薄になっていた外野手の補強に成功。ノンテンダーFAとして放出した正左翼手カイル・シュワーバーの穴を埋めることに成功した。
28歳のピーダーソンはドジャースでの7年間で通算130本塁打、OPS.806をマーク。ただ、ほとんどが右投手からの数字で、MLB公式サイトによると直近の2シーズンで放った43本塁打はすべて右腕だったという。
対左投手は打率.191、9本塁打、OPS.576でマイナー選手並み。対右投手(打率.238、121本塁打、OPS.849)のそれとは大きな差がある。
どちらにしても通算打率は.230と高くないが、出塁率.336と長打率.470と高く、OPS.806はシュワーバー(打率.230、出塁率.480、OPS.816)と同程度の破壊力が期待できそうだ。
右の好投手が多いカージナルスやレッズの投手陣には怖い存在になりそうだ。
そのシュワーバーはナショナルズと単年700万ドルで契約したが、ピーダーソンも同じ金額だから、このラインが中堅外野手の相場かもしれない。
ダニエル・マーフィーが現役引退を表明
ダニエル・マーフィーが35歳で現役引退を表明したのは寂しいニュースだ。
メッツ時代の15年のポストシーズンで6試合連続で本塁打を放ち、4戦4発のリーグ優勝決定シリーズ(NLCS)ではMVPに選出された。マーフィーといえばその時のことを思い出すメジャーリーグファンも多いだろう。
ナショナルズへ移籍した2016年は打率.347、25本塁打、104打点、OPS.985という自己最高の成績を残したが、2018年はオフシーズン中に膝のマイクロストラクチャー手術を受け、その影響で開幕から60日間の故障者リストに入6月に復帰した。直近の2シーズンは、キャリア平均を下回る打率で低迷していた。