エンゼルスは3日(日本時間4日)、大谷翔平投手がMRI検査を受けた結果を公表した。
大谷の症状は、右回内屈筋群の損傷と診断され、投球再開まで4~6週間を要する見通しだという。
大谷翔平NEWS
ESPNのジェフ・パッサンが聞きなれないこの「右回内屈筋群の損傷」を解説。
「ショウヘイ・オオタニは前腕に張りがある。前腕筋は投手にとって不可欠。前腕がうまく機能していない場合、肘に負担がかかる」とツイートした。
AP通信のグレッグ・ビーチャム記者は回内屈筋群とは前腕にある筋肉と腱の集まりで、腕を回旋する際に補助する役目があると伝えた。
Layman's term: Shohei Ohtani has a forearm strain.
The forearm muscles are vital to pitchers. In the best cases, they absorb a significant portion of the force when a pitcher throws. If the forearm isn't working properly, force gets distributed disproportionately to the elbow. https://t.co/I86LHqsQfJ
— Jeff Passan (@JeffPassan) August 3, 2020
昨日も紹介したが、今季の大谷は2つの手術からの復帰シーズンだ。1つは右ひじの靱帯修復手術「トミー・ジョン手術」からの復帰。
これには、完全復活するまで2シーズンぐらいはかかる投手が多い。2つめは左足の分裂膝蓋骨手術からの復帰。
それを考えると十分な準備期間が必要だったにもかかわらず、短い7月のキャンプでコロナ禍により練習試合に3試合登板しただけだった。
これではまともに復活するのは神がかりでもないくらい難しいだろう。こうなれば「二刀流」は来季以降に期待するとして、今季は打者に専念して打者のタイトルを取るぐらいの活躍をしてもらいたい。それ以上を期待するのは酷だろう。
60試合という短縮シーズンの今季で、この診断はチームとして「投手・大谷」は断念せざるを得ないことを意味している。
大谷は故障者リストには入らずマリナーズと対戦するシアトル遠征にはチームと同行。昨年のように打者として専念することが予想される。それでいい。それでも十分だろう。
ただ、[2WAY PLAYER」としてのカテゴリーが今季から新設されたので、青の要件を満たす最低でも20試合以上は出場しておきたい。そうすれば、チームにもそのメリットがある。
▽Information source
https://news.yahoo.co.jp/articles/c3655039b016d07c3a9f59558719c2f2f9b40bed