コロナ禍で異例の60試合短縮シーズンで開幕したMLB2020年シーズンだが、早くも故障でリスト入りした主力選手たちを紹介したい。
■シモンズ(エンゼルス)は足首を負傷。2018年6月に右足首を痛めて故障者リスト入りした際は、最少日数で戦列復帰を果たしたが、昨年5月にも内野安打の際に左足首を痛め、1ヶ月以上にわたって戦線離脱した。
球界を代表する打てるショートストップだけにエンゼルスにとっては大きな戦力ダウンになる。なお、エンゼルスはオフに大型長期契約で獲得したアンソニー・レンドンが戦列に復帰。先発ローテーション投手のフリオ・テーランも復帰間近。
■カージナルスのマイルズ・マイコラスは右前腕の屈筋腱の修復手術を受けるため、2020年シーズンの残り試合を欠場することになった。マイコラスは、オフにPRP注射による治療を受けたものの、十分に回復せず、スプリング・トレーニングの大部分を欠場していた。
■アストロズのエース右腕のジャスティン・バーランダーがMRI検査を受けた結果、右前腕を痛めていることが判明し、今季の残り試合を欠場することが濃厚となった。
ダスティ・ベイカー監督は今季中の復帰が困難であることを明言。サイ・ヤング賞右腕のバーランダーが離脱するダメージの大きさは計り知れない。
■レンジャーズでは今季初登板のコリー・クルーバーが1イニングを投げただけで降板。クルーバーは最初の数球を投じたところで右肩の張りを感じ、徐々に張りが強くなっていったという。クリス・ウッドワード監督はあくまでも予防措置であることを強調したが、「明日には良くなっているといいんだけど」と不安げな様子だったという。
■ブルージェイズではクローザーのケン・ジャイルズが右肘の痛みによりイニングの途中で降板。2点リードの9回裏に登板し、二死後に満塁のピンチを招いたジャイルズは、崔志萬(チェ・ジマン)に対してカウント3-0となったところでチャーリー・モントーヨ監督とトレーナーに付き添われてマウンドを降りた。
■ドジャースでは球界を代表する左腕クレイトン・カーショー投手が腰の張りのために23日に負傷者リスト(IL)入りして開幕投手を緊急回避。新人右腕ダスティン・メイ投手が代役として開幕戦に登板した。