MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

故障者続出で消耗戦になってきたメジャーリーグ

 さまざまなメディアでも取り上げられているが2020年のメジャーリーグは開幕が大幅に遅れた割には準備期間が短く、現地8月4日だけでも30名を超える選手たちが故障者リストに登録されている。

 

 

MLB2020

 

 

コロナ禍で出場を辞退する主力選手に加えて主力の離脱は、戦力バランスに変化をもたらすだろう。とくにマイアミ・マ-リンズでは新型コロナウイルスの感染を含め14人がIL入りしている。

 

一方、セントルイス・カージナルスも深刻で、カルロス・マルティネス、ポール・デヨング、ヤディアー・モリーらが新型コロナウイルスに感染。

 

カージナルス新型コロナウイルス陽性を公表したのは、モリーナ、ポール・デヨング、ランヘル・ラベロ、エドムンド・ソーサ、ジュニア・フェルナンデス、コディ・ウィットリーの6選手。

 

このうちラベロを除く5選手とカルロス・マルティネスを故障者リストに登録した。

 

こうした状況下でロースター枠はポストシーズン終了まで28人を維持する方向になることをジ・アスレチックのケン・ローゼンタールが伝えている。

 

ロースター枠は30人から28人に減ったあと、26人になる予定だったが、ポストシーズン終了まで28人が維持される見込みだという。

 

この措置と関連して各球団が遠征に帯同させることのできる選手枠であるタクシー・スクワッドは3人から5人に拡大される。

 

 

IL入りした主力選手

 

■マイク・ソローカがアキレス腱断裂

 

ブレーブスの若きエース右腕マイク・ソローカがメッツ戦の3回表に一塁のベースカバーへ走ろうとした際に右足を負傷。ブレーブスは試合後、ソローカが右アキレス腱断裂により今季の残り試合を欠場することを発表した。

 

シモンズ(エンゼルス

 

シモンズは足首を負傷。2018年6月に右足首を痛めて故障者リスト入りした際は、最少日数で戦列復帰を果たしたが、昨年5月にも内野安打の際に左足首を痛め、1ヶ月以上にわたって戦線離脱した。

 

球界を代表する打てるショートストップだけにエンゼルスにとっては大きな戦力ダウンになる。なお、エンゼルスはオフに大型長期契約で獲得したアンソニー・レンドンが戦列に復帰。先発ローテーション投手のフリオ・テーランも復帰間近。

 

■マイルズ・マイコラス

カージナルスマイルズ・マイコラスは右前腕の屈筋腱の修復手術を受けるため、2020年シーズンの残り試合を欠場することになった。マイコラスは、オフにPRP注射による治療を受けたものの、十分に回復せず、スプリング・トレーニングの大部分を欠場していた。

 

ジャスティン・バーランダー

アストロズのエース右腕のジャスティン・バーランダーMRI検査を受けた結果、右前腕を痛めていることが判明し、今季の残り試合を欠場することが濃厚となった。

 

ダスティ・ベイカー監督は今季中の復帰が困難であることを明言。サイ・ヤング賞右腕のバーランダーが離脱するダメージの大きさは計り知れない。

 

■コリー・クルーバー

レンジャーズでは今季初登板のコリー・クルーバーが1イニングを投げただけで降板。クルーバーは最初の数球を投じたところで右肩の張りを感じ、徐々に張りが強くなっていったという。クリス・ウッドワード監督はあくまでも予防措置であることを強調したが、「明日には良くなっているといいんだけど」と不安げな様子だったという。

 

■ケン・ジャイルズ

ブルージェイズではクローザーのケン・ジャイルズが右肘の痛みによりイニングの途中で降板。2点リードの9回裏に登板し、二死後に満塁のピンチを招いたジャイルズは、崔志萬(チェ・ジマン)に対してカウント3-0となったところでチャーリー・モントーヨ監督とトレーナーに付き添われてマウンドを降りた。

 

クレイトン・カーショー

ドジャースでは球界を代表する左腕クレイトン・カーショー投手が腰の張りのために23日に負傷者リスト(IL)入りして開幕投手を緊急回避。新人右腕ダスティン・メイ投手が代役として開幕戦に登板した。

 

 

 

 

 

▽Information source

 

www.rosterresource.com/mlb-transaction-tracker/