カブスやパドレスが買い手に回ったことから意外と静かなイメージだったこの夏のトレード市場。メッツがシャーザーに次いでバーランダーを動かしたが、トレード期限最終日には27件のトレードが成立した。これは偶然にも3年連続で同じ成立件数となったようだ。
フラッグディール・トレード情報
いわゆるフラッグディール・トレードといわれているトレードだが、個人的に注目のトレードを紹介したい。
MLB2023 トレードデッドライン最終日に成立したトレード
①メッツとアストロズのトレードが成立 メッツがバーランダーを放出
40歳のバーランダーが昨季まで4年間プレーした古巣アストロズへ復帰している。
メジャーキャリア18年。通算成績250勝138敗、防御率3.24。サイ・ヤング賞3回、MVP1回、最多勝3回。今季は16試合に登板し、防御率3.15。
メッツはトミー・ファム外野手(プラス金銭)をダイヤモンドバックスへ放出している。
②カージナルスが27歳右腕ジャック・フラハティをオリオールズへ放出
このトレードでカージナルスは「MLBパイプライン」の球団別プロスペクト・ランキングで16位のセザー・プリエト、同18位のドリュー・ロム、ザック・ショウォルターを獲得。カージナルスは、ほかにポール・デヨング内野手をブルージェイズへ放出した。
③ガーディアンズがジョシュ・ベル内野手をマーリンズへ放出
マーリンズが長距離砲ジョシュ・ベルを獲得。ガーディアンズは、このトレードの対価としてカリル・ワトソンとジーン・セグラを獲得(セグラは即解雇)。
④ドジャースが最終日にいくつかのトレードを成立させた
ドジャースはこの日までにレッドソックスからUTプレーヤーのキケ・ヘルナンデスを呼び戻し、ガーディアンズとは余剰戦力同士をトレードする形で先発投手のノア・シンダーガードを放出してアメッド・ロサリオ遊撃手を獲得。そして直近ではホワイトソックスから先発投手のランス・リンと救援投手のジョー・ケリーを獲得していた。
最終日にはジャスティン・ブルールを金銭トレードでロッキーズへ放出。フィル・ビックフォードとアダム・コラレックを金銭トレードでメッツへ放出。エディス・レオナルドを金銭トレードでタイガースへ放出している。
その他、各球団の最終日の動きを詳しく知りたい方は下記の記事を参考に。
▽参考資料
http://www.mlb.jp/category/news/#59347