まだまだ2021年シーズンは終わっていないが、今オフ( 2021-2022年)フリーエージェント(FA)になる予定のポジション別注目選手を見てみたい。
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この夏のトレード・デッドラインでは、オールスター・ブレイク以降に56件ものトレードが成立。その後も数件の移籍が行われ、例年になく激しく動いた。
このオフは、各球団ともどんな補強になるのか、まずはシーズン終了後に契約が満了してFA市場に出てきそうな選手の中から個人的に注目選手を見てみたい。
「遊撃手」にスター選手が多いことが話題になっていた。
■スター遊撃手が豊富なFA市場
ハビアー・バイエズ(カブス)今季1165万ドル
カルロス・コレア(アストロズ)1170
コリー・シーガー(ドジャース)1375
トレバー・ストーリー(ロッキーズ)1850
アンドレルトン・シモンズ(ツインズ)1050
フレディ・ガルビス(フィリーズ)150
ホゼ・イグレシアス(レッドソックス)350
※契約金の単位は万ドル
フランシスコ・リンドーア遊撃手は開幕直前にメッツと10年総額3億4100万ドルの契約延長に合意した。契約金は2100万ドルで、2022年から2031年まで毎年3200万ドルが年俸として支払われる。
カブスも夏の解体ショーでスター選手を次々にトレード。ハビアー・バイエズ遊撃手もメッツへ移籍したが、移籍後は、二塁手で出場している。メッツが契約を延長(再契約)するのかも注目だ。
当然、遊撃手だけではない、エリートスターターとも呼ばれる先発投手のビッグネームたちもFA市場に出る。
クレイトン・カーショー(ドジャース)今季3100万ドル
ザック・グリンキー(アストロズ)3500
ジョニー・クエト(ジャイアンツ)2200
マーカス・ストローマン(メッツ)1890
ジョン・グレイ(ロッキーズ)600
ロビー・レイ(ブルージェイズ)800
※契約金の単位は万ドル
夏にナショナルズからドジャースに電撃移籍したマックス・シャーザーもその動向が注目される。
中には前半に活躍し、夏にロイヤルズからドジャースへ移籍したものの60日間の負傷者リストに登録されているダニー・ダフィーのような投手やアストロズのジャスティン・バーランダーのように2020年9月にトミー・ジョン手術を受けてリハビリ中の投手もいる。バーランダーは来年2月に39歳になる。
ベテランでは左腕のJ.A.ハップ(カージナルス)が38歳、リッチ・ヒル(メッツ)は来季42歳でよほどの好成績を残さない限り、メジャー40人枠契約は厳しい気がする。
先発投手だけでも約60人がFA市場に名を連ねるので、これからゆっくりと紹介していきたい。