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【MLB移籍情報】2021年オフのFA注目選手は? 《遊撃手編》

 

まだまだ2021年シーズンは終わっていないが、今オフ( 2021-2022年)フリーエージェント(FA)になる予定のポジション別注目選手を見てみたい。

 

MLB移籍情報

 

2021年オフのFA注目選手は? 《遊撃手編》

 

この夏のトレード・デッドラインでは、オールスター・ブレイク以降に56件ものトレードが成立。その後も数件の移籍が行われ、例年になく激しく動いた。

 

 

このオフは、各球団ともどんな補強になるのか、まずはシーズン終了後に契約が満了してFA市場に出てきそうな選手の中から個人的に注目選手を見てみたい。

 

 

シーズン開幕前から 「遊撃手」にスター選手が多いことが話題になっていた。

 

スター遊撃手が豊富なFA市場

名前/(所属チーム)今季の年俸

 

トレバー・ストーリー(ロッキーズ)1850

マーカス・セミエン(ブルージェイズ)1800

ハビアー・バイエズ(カブス)1165

カルロス・コレア(アストロズ)1170

コーリー・シーガー(ドジャース)1375

アンドレルトン・シモンズ(ツインズ)1050

フレディ・ガルビス(フィリーズ)150

ホゼ・イグレシアス(レッドソックス)350

ミゲル・ロハスマーリンズ)550

 

 

※今季の年俸の単位は万ドル

 

 

カブスは夏の解体ショーでスター選手を次々にトレード。ハビアー・バイエズもメッツへ移籍したが、移籍後は、二塁手で出場している。メッツが契約を延長(再契約)するのかも注目だ。シーズン途中の移籍なのでクオリファイング・オファーの対象外。

 

 

マーカス・セミエンも今季は二塁手として活躍。オールスターにも初選出、初出場した。二塁手としては新記録となる45本塁打を放った。打率.265で、102打点。残留か、西海岸のマリナーズジャイアンツとレンジャーズなどが興味を示しているという。

 

 

コーリー・シーガーESPNの11人の専門家による投票では人気が高かったようだが、故障が多く、今季も95試合しか出場していない。「将来的には三塁へのコンバートが必要になる」と評価する専門家もいるという。今季は打率.306、16本塁打OPS.915。

 

 

カルロス・コレアは、今季開幕前にアストロズから提示された6年1億2000万ドルと5年1億2500万ドルの契約延長オファーを拒否したが、アストロズとの再契約を結ぶ可能性は排除していないという情報も流れている。

 

 

150試合以上出場したのはデビュー2年目の2016年だけで、シーズンによって成績にバラつきがあるのが気になる。そのポテンシャルは認めるが、できる限りじっくり交渉して長期契約は避けたほうが良い選手だろう。

 

 

トレバー・ストーリーは、夏のホームランダービーに出場し、その第1ラウンドでレンジャーズのジョーイ・ギャロを破ったが、シーズントータルでは24本塁打にとどまってOPS.801だった。通算ではOPS.863。

 

ストーリー

 

ロッキーズがクオリファイング・オファーを出す可能性も高い。夏にトレードの噂が拡がったが、その時はアスレチックスやホワイトソックスなど複数のチームの名前が挙がっていた。

 

 

守備も平均以上で2019年はリーグ3位となるUZR+8.6、Def +15.1を記録し、DRSではリーグ2位だった。テキサス出身なのでレンジャーズあたりに落ち着いてくれれば個人的には嬉しいが2021年1850万ドルという高額の年俸が気になる。