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大谷翔平が「ベースボール・アメリカ」の年間最優秀選手に

エンゼルスの「TWO-WAY STAR」大谷翔平が現地22日、「ベースボール・ダイジェスト」の年間最優秀選手に続いて2誌目となる野球専門誌「ベースボール・アメリカ」の年間最優秀選手に選出された。同誌の電子版で発表された。

 

TWO-WAY STAR 大谷翔平

 

 

大谷

 

 

同誌では今季の大谷の二刀流としての大ブレークは、昨オフからの肉体改造とハードなトレーニングのたまものだと指摘し「ケタ外れで前例のないシーズンを送ったオオタニは、2021年ベースボール・アメリカの年間最優秀選手となった」と伝えた。

 

 

記事では代理人のネズ・バレロ氏が、大谷が2020年に打率.190、7本塁打、24打点、投手としては2試合に登板し0勝1敗、防御率37・80に終わったことも紹介しながら大谷のオフシーズンを振り返った。

 

 

「彼は、自分がその数字よりもはるかに高いレベルにいると分かっていた。2020年のシーズンを帳消しにしてみせる、2021年にはカムバックし、リベンジしてみせる、と言えるだけの努力を重ねた。そして彼は、それをやってのけた」と大谷の血のにじむ努力や肉体改造などのチャレンジを紹介。

 

 

バレル氏を通して大谷が「ここまで4年もかかった」という言葉も紹介している。

 

 

さらに大谷のTWO-WAYスタイルを受け入れて、ほぼ本人の意思に任せてプレーをさせた球団のサポート体制も評価した。

 

 

大谷は打者として155試合に出場し、打率.257、26二塁打、8三塁打、46本塁打、100打点、26盗塁、96四球、申告敬遠20、出塁率.372、長打率.592、OPS.965をマーク。

 

 

投手としては23試合に先発して130回1/3を投げ、9勝2敗、防御率3.18(FIP3.52)、奪三振156(奪三振率29.6%)、与四球率15.0%でWHIP1.090という成績を残した。

 

 

bWARもリーグトップの9.0。1シーズンで100イニング以上投げ、100奪三振以上をマークした投手が、同時に46本塁打、100安打以上、100打点、100得点以上などを記録した。(ちなみに盗塁数もリーグ5位の26)

 

 

大谷はトミー・ジョン手術からの実質的な回復シーズンだったこともあり、球数制限の影響もあって投手部門では規定投球回数に達しなかったが、打撃部門では主に指名打者として規定打席をクリアしていることも評価したい。

 

 

たしかにBA誌の評価通り、大谷の意思を尊重して投打同時出場させるなど、エンゼルスのジョー・マドン監督の起用法も評価してもいいだろう。

 

 

米専門紙の表彰はこれで2つ目。ベースボール・アメリカ誌が選んだ両リーグ5人のファイナリストには、フィリーズブライス・ハーパー外野手ブルージェイズウラディミール・ゲレーロJr.内野手ナショナルズファ

 

 

▽Information source

 

https://www.baseballamerica.com/stories/shohei-ohtani-is-baseball-americas-2021-mlb-player-of-the-year/#.YXNJBEwcZQk.twitter