久しぶりにメジャーリーグの記事を心の底から書きたくなった。
大谷翔平は現地13日、「1番・投手」兼「DH」で出場し、投手としては6回1失点、毎回の12奪三振の力投。
打者としては2回のタイムリー三塁打を含む2安打で、5連敗中だったチームのまたしても連敗ストッパーになった。
大谷翔平NEWS
今日も圧巻の大谷デー
オールスター前の最後の登板になった大谷翔平。リーグを代表する強豪アストロズ相手に圧巻の投球だっただけに、さらに評価は上がるだろう。
1回、4回で球数が多かったので6イニング(105球)で降板したが、相手に先制点を許さず、しっかりと試合を作った。
強打の相手打線に打たれた安打は二塁打1本、単打3本の被安打4、これに対して奪った三振は12。失点は4回の1点のみ。与四球2で9勝目をクオリティスタートで飾った。
2桁奪三振は今季7試合目だが、4試合連続で、これはノーラン・ライアンに続いて球団2人目。ちなみに、ライアンはメジャー通算奪三振数5714個の伝説の投手だ。
日本人投手としても1995年の野茂英雄氏以来の2人目らしい。
これで今季の大谷は投手で9勝4敗。ベーブ・ルース以来104年ぶりの2桁勝利、2桁本塁打に王手をかけた。
とにかく記録づくめの大谷だが、ここでも何度か紹介しているとおり、今季は「投手大谷翔平」に注目する年だ。
今季は防御率2.38、FIP2.27、WHIP0.989、QS率60%、被打率.199。123奪三振はリーグ4位。これが15試合の数字(ほかの投手は16~18試合)だから凄い。
直近7試合では6勝1敗、防御率1.27だ。6月が5試合の先発で防御率1.52、7月は2試合だが防御率0.69、しかも被打率.133。味方が3点以上の援護点をくれた場合の大谷は19勝1敗。
さらに、両チーム併せて32三振はアメリカンリーグ新記録らしい(9イニングの試合)。
Shohei Ohtani has won six straight starts for the first time in his career with a 0.45 ERA (39.2 IP – 2 ER) and 58 strikeouts over that span.#GoHalos | @NationalPro pic.twitter.com/vr46n63ff8
— Los Angeles Angels (@Angels) July 14, 2022
打っても2打点、2安打
打者としては第1打席が空振り三振、第2打席に2点タイムリー三塁打、第3打席は四球、そして第4打席はチャンスを広げるレフトへのクリーンヒットで、これをきっかけにエンゼルスは4点を追加して7対1とリード。勝負を決めた。
第5打席は空振り三振で、この日は4打数2安打、打点2、四球1だった。これで打者大谷は打率.258、本塁打19、打点56、盗塁10、OPS.841になった。
試合展開は、ブランドン・マーシュのセイフティ気味のスクイズで先制点を奪うなど横綱格のチーム相手に捨て身のスモールベースボールを見せるなど、珍しく面白い試合だった。
試合巧者のアストロズ、しかも、ダーティーなイメージのあるチーム相手だっただけに痛快だった。
大谷の連敗ストップはこれで今季5度目。明日も負けるだろうから、大谷の20号本塁打とフラッグディール・トレードに注目したい。
去年も書いたが、できればオールスターは無理をしないでベンチで見るだけにして休養期間にして欲しい。多分、何度も出場しているトラウトはそうするだろう。
There is only ONE Shohei Ohtani.
— MLB Stats (@MLBStats) July 14, 2022
Via: @BallySportWest pic.twitter.com/S28atskGTD