MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

ドジャースがマイケル・コンフォートと合意 通算167本塁打で元メッツのドラ1外野手

 

ドジャースが21世紀初のワールドシリーズ連覇に向けて着々と戦力を補強している。ドジャースは日本時間12月9日、ジャイアンツからFAとなっていたマイケル・コンフォート外野手と1年1700万ドルの契約を結ぶことで合意した。MLB.comのマーク・フェインサンドが関係者から得た情報として伝えている。

 

 

MLB移籍情報 

 

 



ドジャースは同地区ライバルのジャイアンツからFAになった選手との契約は、これでブレイク・スネルに続いて今オフ2人目だ。

 

 

コンフォートは、個人的にはメッツのスター選手だった頃のイメージが強い選手。

 

2015年にメッツでメジャーデビュー。メジャー3年目の2017年には27本塁打OPS.939の好成績を残してオールスター・ゲーム初選出を果たした。

 

2019年には自己最多33本塁打を放ち、打率.257、92打点をマーク。強打の外野手としてメッツと契約延長するものと思われたが、2021年は125試合で、打率..232、HR 14、RBI 55と低迷。ロックアウト期間中の2022年1月、トレーニング中に右肩痛を発症。その影響で2022年シーズンを全休。

 

2023年からジャイアンツでプレーしているが、今季は130試合出場、打率.237、20本塁打、66打点だった。ジャイアンツでプレーした直近2年間は打率.238、OPS.740と外野手としては平凡なパフォーマンスだった。

 

通算では1012試合出場、851安打、167本塁打、520打点。対右腕が打率.257、OPS.838で、今季デビューしたアンディ・パヘスが左腕を得意としていることから外野の両翼のどちらかをパヘスとのプラトーン起用が考えられる。

 

チームリーダーの一人、ムーキー・ベッツ外野手から内野の遊撃手に再転向することが報道されており、センターに再契約のトミー・エドマンを置くとして右翼または左翼にコンフォート(パヘス)、再契約難航中のテオスカー・ヘルナンデスといった布陣に成れば隙のない打線になりそうだが...。

 

なお、ドジャースはクローザーの前に投げるセットアッパーの位置でワールドシリーズ制覇にも貢献した36歳の救援右腕ブレイク・トライネンと2年2200万ドルで再契約を結ぶことで合意している。

 

現時点でドジャースブルペン陣はマイケル・コペック、エバン・フィリップス、左腕アレックス・ベシアに残留が決まったトライネンの4人が確定。ここに右肩の手術のリハビリで来季の後半から参戦する予定のブルスダー・グラテロルが加わることになる。