カージナルスは14日(日本時間15日)、マイク・マシーニー監督とジョン・メイブリー打撃コーチ、ビル・ミューラー打撃コーチ補佐の3人を解任したと発表した。
これによりオールスター後の後半戦はマイク・シルトベンチコーチが監督代行を務めることになった。
ジョン・モゼリアック編成本部長は「このような決断は決して簡単なものではない、しかし球団がシーズン後半に入るにあたり、リーダーシップの変化が必要だと感じた」と語っている。
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— MLB Trade Rumors (@mlbtraderumors) 2018年7月15日
16年間指揮を執った名将トニー・ラルーサ監督の後任として就任したのが、2011年オフ。第49代の監督としてマイナーリーグを含め監督経験のないマシーニー氏が抜てきされた。
就任から4年連続ポストシーズン進出を果たしたMLB史上初の監督となったが、ナ・リーグ中部地区は、カブスやパイレーツが台頭。常勝チームのイメージは後退した。
今季のカージナルスは93試合を終えて47勝46敗の貯金1で地区3位と苦戦。首位のカブスとは7ゲーム差をつけられている。
ベースボールタウンとして有名なセントルイスに本拠地を置く名門球団の電撃解任には、さまざまな憶測が流れている。
マシーニー監督の解任は、成績というよりは「リーダーとしての資質」に難色を示されたのかなと。現在のMLB監督に求められるのは、データに理解がある教養力、選手とフロントの橋渡しを円滑に行うのコミュニケーション能力。ノリスにクラブハウスでの様子を“チク”らせたりしたのは、悪手でしたかね。
— slugger (@slugger_monthly) 2018年7月15日
クラブハウスでのムード作りに失敗したのか、フロントや選手との信頼関係の構築など、指揮官に求められるものは多岐にわたる、とくに名門チームの監督となると大変だ。