レギュラーシーズンの最終戦を前にエンゼルスはフィル・ネビン監督代行を来季の正式監督として契約したことを発表した。
また、ロイヤルズは現地10月5日(日本時間10月6日)、マイク・マシーニー監督とカル・エルドレッド投手コーチと来シーズンの契約を結ばないことを発表している。
MLB球団人事
ネビンは、12連敗中の現地6月7日に解任されたジョー・マドンの後を受けて監督代行に就任し、最終戦を残して105試合で46勝59敗だった。
トータルでは負け越しているので賛否はありそうだが、8月1日以降は30勝29敗と一定の結果を残していた。
契約は1年だが、球団自体が売却を模索しており、新オーナーの意向でどうなるかは不透明だ。
MLB公式サイトによるとマイナー、メジャーの各カテゴリーで様々な役割を経て三塁コーチから監督代行、正式監督に就任するネビンの残留決定は、主力選手からも概ね歓迎されているようで、正式発表後のシーズン最終戦2時間前には祝賀会が開かれたとのこと。
マックス・スタッシ捕手は「彼は素晴らしい仕事をした。彼は野球人で、選手と勝利に関わる全てのことを気にかけている。監督として適任であり、彼と戦えることに興奮している」とコメント。
今季主軸に成長したテイラー・ウォード外野手も「フィルは素晴らしい監督だと思う。彼は僕らをやる気にさせ、団結させてくれる」とコメントを寄せた。
ネビンは続投が決まったことについて「とても興奮している。ペリー(ミナシアンGM)から昨夜呼ばれた時は少し緊張したが、彼に感謝したい。そして、監督を任せてくれたアート(モレノオーナー)、ジョン・カーピノ(クラブ会長)、そしてエンゼルスに関わる全ての人に感謝したい。私が思い描いていたような展開ではなかったが、特別な人たちから素晴らしい機会を与えられたと思っている」とコメント。
さらに、チームについて「我々には世界最高の選手たちがいて、彼らの周囲にはいいサポートグループがいる。“健康ならやれる”と思われているのも知っているし、能力のある人物がたくさんいるんだ」と話した。
ロイヤルズは監督と投手コーチを解任
ロイヤルズのJ.J.ピッコロGMはマイク・マシーニー監督とカル・エルドレッド投手コーチと来シーズンの契約を結ばないことを発表した。
マシーニー監督は2020年にロイヤルズの監督に就任。今シーズンまでの3年間で一度も勝率5割を超えることがなかった。とくに今シーズンは65勝97敗(勝率.401)と低迷していた。
エルドレッド投手コーチは2018年から投手コーチを務め今シーズンが5年目のシーズンだった。
ロイヤルズは現地9月21日、デイトン・ムーア編成本部長を解任していた。
The Kansas City Royals announced that manager Mike Matheny and pitching coach Cal Eldred will not return for the 2023 season. pic.twitter.com/J6pbEZciyf
— FOX Sports: MLB (@MLBONFOX) October 6, 2022
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