ロイヤルズの新監督が決まった。これで来季に向けて6球団に新監督が誕生したことになる。
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ロイヤルズの新監督決定!
ロイヤルズが現地時間10月30日、レイズのベンチコーチだったマット・クアトラーロ氏を新監督に迎えることを発表した。
契約期間は3年で4年目の2026年はオプションになっているようだ。
現地9月21日、デイトン・ムーア編成本部長を解任していたロイヤルズは、J.J.ピッコロゼネラルマネージャー(GM)が10月5日にマイク・マシーニー監督とカル・エルドレッド投手コーチを解任していた。
クアトラーロ新監督の経歴
マット・クアトラーロ新監督は48歳。1996年のMLBドラフト8巡目(全体244位)でタンパベイ・デビルレイズから指名されプロ入り。メジャーでプレーした経験はないが、マイナーでは通算415試合に出場した経験がある。
2003年に引退後は、レイズ傘下のマイナーチームでコーチを務め、カレッジのアシスタントコーチや2014年からはクリーブランド・インディアンスの打撃コーチ、18年からはレイズの三塁ベースコーチに就任した。
その後、内部昇格で監督を補佐するベンチコーチに昇格。直近5年間はレイズで過ごし、ケビン・キャッシュ監督のもとで三塁ベースコーチを1年、ベンチコーチを4年務めた。
昨年オフにはアスレチックスやメッツの新監督候補として名前が挙がっていた。
ピッコロGMは声明で「マットが指揮を執ることとなり、非常に興奮している。キャリアを通して素晴らしい経験を持っており、この仕事の準備ができている。インタビューで終始われわれを驚かせてくれたし、この業界で間違いなくリスペクトされる存在」とコメント。
We’ve named Matt Quatraro the 18th full-time manager in franchise history.#TogetherRoyal pic.twitter.com/RhOOgYktb1
— Kansas City Royals (@Royals) October 30, 2022
とくに、クリーブランドやタンパベイといったスモールマーケットでの環境や経験を評価したと思われるが、同じようなマーケットのロイヤルズでフィットしそうな人物かもしれない。
監督ポストが空席なのはホワイトソックスだけ
先日は、マイアミ・マーリンズでもスキップ・シューマッカー新監督の就任が決まり、これで新督ポストが空席なのはシカゴ・ホワイトソックスだけになった。
- ブルージェイズ ➡ ジョン・シュナイダー監督
- エンゼルス ➡ フィル・ネビン監督
- フィリーズ ➡ ロブ・トムソン監督
- レンジャーズ ➡ ブルース・ボウチー監督
- マーリンズ ➡ スキップ・シューマッカー監督
- ロイヤルズ ➡ マット・クアトラーロ監督