大谷翔平が所属するエンゼルスの球団人事にまた動きがあった。ビリー・エプラーGMは、アリゾナ州スコッツデールで行われているゼネラルマネージャー会議の2日目に殿堂入りの名将トニー・ラルーサ氏が野球部門のシニア・アドバイザーとしてフロント入りする事を発表した。
球団人事
トニー・ラルーサ氏は、監督として通算2728勝は史上3位。アスレチックスとカージナルスで合計3度のワールドシリーズ制覇を成し遂げている。2014年にMLB殿堂入り。
現オリックスの一軍野手総合兼打撃コーチである田口壮が、カージナルス在籍時の指揮官として日本でもなじみの深い監督だ。
監督退任後も今季まで2年間、レッドソックスで野球部門社長のデーブ・ドンブロウスキーの下で同じような役割を担っていた。また、2014年から17年までダイヤモンドバックスのフロントでも働いていた。
ジョー・マドン新監督になったエンゼルスが来季のコーチ陣は下記の通り。
ベンチコーチ・・・マイク・ガイエゴ(19年三塁ベースコーチ)
投手コーチ・・・ミッキー・キャラウェー(前メッツ監督)
打撃コーチ・・・ジェレミー・リード(留任)
打撃コーチアシスタント・・・ジョン・マレー
シニア・アドバイザー・・・トニー・ラルーサ(元カージナルス監督ほか)
The Angels are happy to announce their Major League coaching staff for the 2020 season! pic.twitter.com/XDV60ZAGdi
— Los Angeles Angels (@Angels) November 6, 2019
二刀流・大谷翔平とのコミュニケーションが気になる投手コーチには前メッツ監督のミッキー・キャラウェー氏が就任している。
キャラウェーは44歳。13年からは、テリー・フランコーナ監督のもとで5年間、インディアンスの投手コーチを務め、サイ・ヤング賞を2度受賞したコーリー・クルーバーなどを育て13年にはワイルドカードで07年以来となるプレイオフ進出を果たした。
その間、インディアンスは復活を果たし、16年は19年ぶりとなるリーグ制覇。17年は驚異の22連勝で地区連覇を果たした。キャラウェーは投手王国インディアンスの礎を築いたことが評価され、エンゼルスでも投手陣の立て直しを担うことになる。
今季、三塁ベースコーチを務めたマイク・ガイエゴ氏がベンチコーチに就任。また、留任したジェレミー・リード打撃コーチのアシスタントを前カブスのジョン・マレー氏が務めることも発表されている。