MLB メジャーリーグ物語

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【サイ・ヤング賞】ALはバーランダー、NLはデグロムが受賞

 全米野球記者協会(BBWAA)の記者投票による今季のサイ・ヤング賞の受賞者が発表され、ア・リーグ(AL)は、ヒューストン・アストロズの右腕ジャスティン・バーランダーナ・リーグ(NL)はニューヨーク・メッツジェイコブ・デグロムが、それぞれ受賞した。

 

 

 バーランダーは2回目の受賞。デグロムは2年連続2回目の受賞になった。1位票と2位票はすべてバーランダーとコールが獲得し、バーランダーは1位票を17票獲得して合計171ポイント(コールは1位票13票、合計159ポイント)。

 

 

 チームメイトが投票で1位と2位を争うのはア・リーグサイ・ヤング賞投票の歴史の中で初めて。3位は元アストロズのチャーリー・モートン(レイズ)だった。

 

 

 36歳のバーランダーは、タイガース時代の2011年以来8年ぶり。今季は、34試合の先発で223イニングを投げ、21勝6敗、防御率2.58、300奪三振。WHIP0.803は過去100年間で3位という類い稀なスタッツ。

 

 被打率.172も両リーグベストの数字であり、1900年以降で7位にランクイン。現地9月1日には自身3度目のノーヒッターを達成し、「最多勝」のタイトルも獲得した。

 

 

 

 

 デグロムは、30人の記者から1位票を29票、2位票を1票獲得する「準満票」で、合計207ポイントの圧勝だった。今季のデグロムは、11勝8敗、防御率2.43、255奪三振

 

 「最多奪三振」のタイトルも獲得。最優秀防御率の柳(ドジャースFA)が88ポイントで2位、シャーザー(ナショナルズ)が72ポイントで3位に入った。