MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

現役最多の奪三振王バーランダーがチームの3連敗を止めた!

39歳でトミー・ジョン手術からの復活に挑戦している男が、チームの連敗を3で止めた。「中年の星」のような、その偉大なるカムバック劇に賛辞を送りたい。

 

MLB2022 がんばれ39歳!

 

 

アストロズジャスティン・バーランダー投手が12日(日本時間13日)、ヒューストンでのマーリンズ戦で7回93球を投げて被安打3、失点4(自責0)の好投。両リーグを通じて単独トップの8勝目(2敗)を挙げた。

 

6回まではマーリンズ打線を僅か2安打に抑え、無四球無失点とほぼ完ぺきな内容で、最速96.4マイル(約155キロ)の4シームに、スライダー、カーブを織り交ぜ試合を支配した。

 

3連敗中のアストロズは、ジェレミー・ペーニャ遊撃手の9号2ランなどで4回までに5点のリードを奪うと7回に4失点したものの、8回にホセ・アルトューベ二塁手の12号3ラン、指名打者ヨルダン・アルバレスの犠牲フライで4点を奪い返し9対4で勝利した。

 

バーランダーは「連敗というのは長いシーズン中にどうしても起こってしまうもの。そういう時にそれを止められる存在でありたい。今日は自分一人で勝ったとは言わない。みんなでつかみとった勝利だ」とカッコイイコメントを残している。

 

バーランダーは、前回の登板では12奪三振で通算奪三振が3086に達し、メッツのマックス・シャーザーを抜いて現役投手では最多、メジャー歴代17位に浮上している。

 

ここまで12試合の先発登板でクォリティスタート率75%と安定した投球を続けている。

 

これで今季の防御率も1.94(リーグ3位)にアップ。奪三振も78(同6位)になった。

 

39歳右腕は現役生活17年間で2度のサイ・ヤング賞を受賞しているが、2020年9月に37歳で右肘靱帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受けた。

 

そして2021年は術後のリハビリでシーズン全休。オフの11月3日にFAとなり、球団から1840万ドルのクオリファイング・オファーを拒否。

 

その後、12月13日にアストロズと2年総額5000万ドルで再契約した。この契約にはオプションとして2022年オフに契約を破棄できるオプトアウトの権利が付いているが、30代後半ということで個人的には復活できるか心配だった。

 

今季は開幕から先発ローテ入りし、完全復活している。

 

 


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