MLB メジャーリーグ物語

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【サイ・ヤング賞】ALはバーランダー、NLはアルカンタラが受賞

 

全米野球記者協会(BBWAA)の記者投票による今季の「サイ・ヤング賞」の受賞者が発表され、ア・リーグ(AL)は、ジャスティン・バーランダーアストロズ)、ナ・リーグ(NL)はサンディ・アルカンタラマーリンズ)が受賞した。

 

 

MLB2022 サイ・ヤング賞

 

バーランダーは3度目の受賞

 

39歳のバーランダーは、今季アストロズで28試合に先発して175イニング、18勝4敗、防御率1.75、FIP2.49、WHIP0.829、185奪三振。9イニング換算の奪三振率は大谷翔平ほどでもないが9.5だった。

 

 

自身3度目の受賞でこれは史上11人目。2020年9月、37歳でトミージョン手術(側副靱帯再建術)を受け21年を全休。前年全休した投手が受賞するのは史上初だ。

 

見事なバウンスバックだが、シーズン終盤に右ふくらはぎを痛めて故障者リスト入りしたため、175イニングの登板に終わったのが残念な気がするが、それでも最多勝最優秀防御率の二冠に輝いた。

 

バーランダーは満票で210ポイントを獲得。2位以下は下のツイッターで確認していただきたいが、二刀流の大谷翔平が堂々の4位にランクインしている。

 

 

 

アルカンタラも満票で受賞

 

アルカンタラも満票の210ポイントを獲得して受賞した。27歳のアルカンタラは、メジャーキャリア6年目で初の2ケタ勝利。

 

今季、マーリンズで32試合に先発して両リーグ最多の228.2イニング、14勝9敗、防御率2.28、FIP2.99、WHIP0.980。207奪三振

 

6完投1完封を記録しており、これも両リーグ最多だった。

 

 

アルカンタラは2021年11月30日にマーリンズと5年総額5600万ドル(AAV1120万ドル)の延長契約を結んでおり、来季の年俸は630万、24年も930万ドルで球界最高のコスパの良い投手かもしれない。