MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

バーランダーが通算奪三振記録でメジャー歴代9位に

 

 アストロズジャスティン・バーランダー投手が日本時間25日、敵地でのアスレチックス戦で9三振を奪い、通算3377奪三振グレッグ・マダックスの3371を抜いて通算の「奪三振記録」でMLB歴代10位に入った。

 

 

 今季は肩の故障で出遅れるなど41歳の右腕は「現役引退」も予想されていたが、今季7試合目の先発登板で6イニング99球、被安打8、四死球0、失点2(自責点1)のクオリティ・スタート。

 

 これでMLB歴代「奪三振記録」で精密機械と言われたマダックスを抜いてトップ10にランクインした。

 

 

 

ちなみに、バーランダーより奪三振が多い9人は下記。

 

① ノーラン・ライアン 5714

② ランディ・ジョンソン 4875

③ ロジャー・クレメンス 4672

④ スティーブ・カールトン 4136

⑤ バート・ブライレブン 3701

⑥ トム・シーバー 3640

⑦ ドン・サットン 3574

⑧ ゲイロード・ペリー 3534

⑨ ウォルター・ジョンソン 3508

 

 そして歴代10位がジャスティン・バーランダー。11位マダックス。12位はマックス・シャーザー3367でシャーザーも負傷者リストから復帰すれば歴代10位に入る可能性はある。

 

 トム・シーバーやドン・サットンなど懐かしい名前が多いが、現役投手ではザック・グリンキーが2979で歴代20位、クレイトン・カーショウドジャース)が2944で21位だ。

 

 バーランダーは同時にメジャー通算260勝目も飾った。バーランダーの契約は2025年まで。単純計算だが、残りの契約期間で奪三振200を追加すれば歴代7位のドン・サットンを抜くことになる。

 

 バーランダーはタイガースで2005年にメジャーデビューした現役19年目の殿堂入りが確実視されているレジェンド。260勝143敗。通算防御率3.24(FIP3.40)。

 

 2011年には自身2度目のノーヒットノーランを達成するなど無双状態でシーズン24勝5敗、防御率2.40、250奪三振を記録。

 

 最多勝最優秀防御率最多奪三振の投手部門の三冠を達成する大車輪の活躍で当時所属したタイガースの24年ぶりとなる地区優勝に貢献。シーズンMVPにも選出された。

 

 これまでシーズン最多奪三振を5度。最優秀防御率2度。新人王やカムバック賞も受賞し、サイ・ヤング賞にも3度選出されている。