MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

 大谷翔平の2発もドジャース主力2選手が離脱… 故障者続出で苦境に

 

 大谷翔平が日本時間17日のロイヤルズ戦で18号ソロと19号ソロ本塁打を記録。フレディ・フリーマンもソロ本塁打を放ちソロ本塁打3発でドジャースが3連戦を勝ち越した。

 

 

MLB2024 GAMEDAY

 

 

 

大谷翔平の18号&19号HR

 

 大谷翔平が勝利に大きく貢献する18号先制ソロと19号を放ち、19号の直後にはフリーマンも本塁打を放つ連続弾。ソロ本塁打3発と先発のタイラー・グラスノーの7イニング無失点の快投でドジャースがロイヤルズ戦3連戦を勝ち越した。

 

 


www.youtube.com

 

 

 ただし、喜んでばかりはいられない事態が発生した...

 

 

ベッツが死球による左手骨折で離脱が決定

 

 すでにご存じの方も多いと思うが、1番打者でチームのリーダー格であるムーキー・ベッツが死球を受けて途中交代。

 

 3対0で迎えた7回二死1塁の場面だった。2番手右腕ダン・アルタビラの97.9マイル(約157.6キロ)のフォーシームがベッツの左手首付近を襲った。

 

 

 

 ベッツは悶絶して倒れ、ミゲル・ロハスが代走に出てベッツは途中交代となった。

 

 試合後の会見でデーブ・ロバーツ監督がベッツの左手が骨折していることを明かした。

 

 指揮官は「骨折だった。復帰時期はわからない。左手だ。手術はない」とベッツの状況を説明した。

 

 ベッツは不動のリードオフマンとして今季ここまで打率.304、10本塁打、40打点、9盗塁、OPS.893を記録。守備でも二塁から遊撃手への急な配置転換を無難にこなしていた。

 

 同時に指揮官は大谷を1番打者として起用する方針する意向も表明したということだが、現時点では大谷の「1番・DH」は不透明だ。

 

 ベッツは、ロッカールームで少し目を潤ませながら、「痛かった。残念なことに折れてしまったが、今は何もできることはない」と悲痛な思いを明かしたという。

 

ベッツと山本が離脱するドジャース

 ドジャースは先日2イニングで緊急降板した山本由伸を「右上腕三頭筋の張り」によって15日間の故障者リストに登録したことを発表している。

 

 その後の発表でロバーツ監督は山本について、右肩のローテーターカフ(回旋腱板)を痛めていることを明らかにした。大きな手術は発表されておらず、山本がただちに今季終了とはならない見込みだが、現時点では戦列復帰の時期について具体的な見通しは立っていないという。

 

 山本の代わりとして右肩の炎症で故障者リスト入りしていたボビー・ミラーが日本時間6月20日ロッキーズ戦で戦列に戻ってくる予定だが、山本の穴を埋めきれるかどうかは疑問符が残る。

 

 ベッツと山本の離脱。ドジャースの前半戦を支えてきたリードオフマンと先発ローテの一角を担ってきた主力の2人の離脱は、間違いなく多くな戦力ダウンになる。