MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

「サブウェイ・シリーズ」でメッツが圧勝 ヤンキースのジャッジは最速の30号HR

 インターリーグの中でも注目の対決ニューヨーク・ヤンキースニューヨーク・メッツの「サブウェイ・シリーズ」のGAME2はメッツが12対2で大勝。2ゲームシリーズをスウィープした。アーロン・ジャッジが両リーグトップの30号本塁打をマークしている。

 

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 千賀滉大の負傷者リスト(IL)からの復帰が待ち遠しいメッツだが、千賀は順調にいけば来週にもマイナーの試合でリハビリ登板するという。

 

 千賀は今季スプリングトレーニングで右肩の違和感を訴え、開幕から右肩の張りでIL入り。

 

 早い時期の復帰かと思われたが、5月に右上腕三頭筋に炎症があることが判明。リハビリを中断し、炎症を抑えるコルチゾン注射を受け、5月28日からキャッチボールを再開しているという。

 

 今月23日には、フロリダ州ポートセントルーシーの球団施設で投球練習再開後初めて打者を相手に投球練習。2度目の打者相手の投球は、ニューヨークで行う予定だという。

 

メッツは勝率5割に復帰

 

 メッツは、前節から3連勝。6月はナショナルズ3連戦をスウィープするなどマーリンズパドレス、レンジャーズ、カブスの各カードに勝ち越してヤンキースにも連勝。6月は16勝6敗と好調で、78試合を消化して39勝39敗の勝率5割に。

 

 それでも地区3位で、2位のブレーブスにも5ゲーム差を離されているが、なんとかワイルドカードを狙える位置まで勝率を上げてきた

 

 メッツのチーム防御率はリーグ10位。先発陣だけを見ると防御率MLB全体で22位と悪く、後半戦の千賀の復帰で少しでも改善したいところだろう。

 

 

 

 

地区首位のヤンキースはコールの復調待ちか? 

 

 メッツに連敗したものの同じニューヨークをフランチャイズとするヤンキースは開幕から地区首位をキープ。オリオールズに1ゲーム差まで追い上げられてきたが、米データサイト「ファングラフス」によるプレーオフ進出確立は99.4%。

 

 

 

 

 ヤンキースはアンソニー・リゾ一塁手やジャンカルロ・スタントン外野手などの主軸の離脱は痛いが、主砲のアーロン・ジャッジはメジャー最速で30本塁打に到達。

 

 メッツとは対照的に投手力が安定。チーム防御率はリーグトップタイの3.39。

 

 ドミニカ出身のメジャー3年目のルイス・ギル、10年目のベテラン左腕カルロス・ロドン、FA市場からこの春に獲得した右腕マーカス・ストローマンらが期待通りの働きでエースのゲリット・コールの穴をカバーしてきた。

 

そのコールも先日、ILから復帰。修羅場の後半戦には間に合いそうだ。