移籍1年目で早くもメッツのエース格になった千賀滉大が現地14日、本拠地シティ・フィールドでのダイヤモンドバックス戦に先発。今季5度目の2ケタ奪三振で11勝目(7敗)を挙げた。
MLB2023
メッツの千賀もうすぐシーズン200奪三振に到達
メッツは3回に連続四球で無死満塁のチャンスから1番ブランドン・ニモのタイムリー二塁打で2点を先制して千賀を援護。千賀も5回終了時点で早くも2ケタ奪三振に到達。
5回には3番ピート・アロンソのタイムリー二塁打、4番D.J.スチュワートの2点タイムリー、5番ジェフ・マクニールの9号2ランという波状攻撃でビッグイニングを演出。試合は11対1でメッツが大勝した。
千賀は今季27試合目の先発登板を大量の援護点をもらい11勝目。6イニング103球(ストライク63球)、被安打2、奪三振10、与四球2。7試合連続のクオリティースタートだった。
これで千賀の投手成績は、155.1イニングで防御率2.95、奪三振191。残り2試合ぐらいは登板できるので規定投球回数もクリア。奪三振数でもシーズン200奪三振の大台に到達しそうだ。
日本人投手でシーズン200奪三振は、過去に野茂英雄、松坂、ダルビッシュ有と3人しかマークしていない。
【 #メッツ 】#千賀滉大 6回無失点10奪三振のナイスピッチングで今季11勝目をマーク👏
— MLB Japan (@MLBJapan) September 14, 2023
7試合連続QSを達成し、防御率は2.95と2点台に突入しました!!#日本人選手情報 pic.twitter.com/uChxiafFhY
7試合連続QSの安定感
オールスター後は11試合で防御率2.45、WHIP1.11と抜群の安定感。シーズン奪三振率も11.07とハイレベルの数値。防御率はMLB4位でリーグ3位。
千賀の活躍は今さら驚くほどでもないが、日本の投手たちの質の高さを証明している。
米スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」は、メッツの千賀について、ドワイト・グッデン、ジェリー・クーズマン、トム・シーバー、ジェイコブ・デグロムといったメッツの新人投手の偉大な系譜に連ねる存在と絶賛している。