MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

メッツ千賀滉大が本拠地デビューでQS、今季2勝目を飾る

 

メッツの千賀滉大が本拠地シティ・フィールドでの初登板で好投し、メジャー2勝目を飾った。

 

 

MLB2023

 

 



ニューヨークのメッツファンの前でその雄姿を見せた初マウンドだったが、1回1死から連打を浴びて不安のスタート。

 

しかし、ここから本領を発揮。後続を空振り三振、一ゴロに仕留めて初回は無失点。


2回は3者連続三振で拍手喝さいを浴びるとその後は、5回まで無安打。

 

6回、先頭打者ジャズ・チザムにソロ本塁打を浴びたが、6イニングを90球(うちストライク54)、被安打3、奪三振6、与四球3、失点1のクオリティスタート(QS)。90球に達したところでブルペン陣に後を託した。

 

 

 

 

試合は千賀の好投でメッツが5対2で勝利している。


まだ2試合だが、11.1イニングで防御率1.59、WHIP1.06、奪三振14で9イニング換算では11.2。それでいて与四球は6で少なくK/BBは2.33というハイアベレージ。


これにはメッツの指揮官ショーウォルター監督も「彼の持つ球自体には、疑問を挟む余地もない。彼は才能を手中にしている」と絶賛。

 

不利なカウントからでもカットボールでストライクを取っていた点にも注目し「それだけ自信がある証で、彼は沢山の武器を携えている。質問の内容も良く、切れ味が鋭い」と評価していた。

 

メッツの先発ローテーションは2枚看板の一人、40台右腕ジャスティン・バーランダーが15日間の負傷者リスト入りしているが、千賀の期待通りの活躍は明るい材料だ。


メジャー移籍1年目、初めての本拠地など、慣れない環境の中で見事に適応していることは絶賛に値する。