MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

【MLB2023】菊池雄星が2勝目、大谷翔平マルチ安打

 

日本時間4月16日、ジャッキー・ロビンソン・デーに「42」の背番号を付けて日本人選手も出場。菊池雄星藤浪晋太郎が先発登板。野手では大谷翔平鈴木誠也がスタメン出場した。

 

MLB2023 菊池好投、大谷マルチ安打

 

 

菊池は好調レイズ相手に好投して2勝目

菊池雄星はホームでのレイズ戦に今季3度目の先発。開幕から13連勝というメジャータイ記録をマークした好調のレイズ相手に6回まで1点に抑え今季2勝目(0敗)を挙げた。


6イニング94球(ストライクは67)を投げて被安打4、奪三振9、与四球1、失点1、奪った空振りは13という好投で、チームの勝利に貢献した。

 

 

 

 

菊池は調子の良さを反映してか、自信をもって腕を振って投げ込む4シームは最速96.5マイル(約155キロ)を計測した。

 

「全てのボールがストライクゾーンの中で勝負できた。」という菊池は、これで今季は2勝0敗で防御率4.70、奪三振17、9イニング換算では9.98。

 

本塁打5はやや多めだが、ジョン・シュナイダー監督は「自信に満ちた投手は(相手チームにとって)危険な存在。彼は今、その状態だ」と称賛した。

 

藤浪も手ごたえある内容

アスレチックスの藤浪晋太郎は、メジャー3度目の登板で、初めてクオリティースタート(QS)を達成した。


藤浪は自己最長の7回途中を4安打5奪三振、3失点と粘投。2対2と追いつかれた直後に交代したが後続が打たれて3敗目を喫した。


6イニングでピッチカウント92球。問題視されていた制球の悪さも与四球2と死球1に抑えた。被安打4、失点3で奪三振5だった。


アスレチックスはメッツに連敗したが、マーク・コッツェイ監督「藤浪を7回のマウンドに送り出せたのは、彼にとってもチームにとっても大きな前進だった。今日の彼は傑出した仕事をした。彼の速球は相手を支配できるし、それが他の球種も生かす。今日のようなピッチングを持続できれば、彼は本当にいい投手になるだろう」と地元紙にコメントしている。


先発ローテーションをけんじできるのか心配だった藤浪だが、なんとかもう2~3試合は先発できそうな感じになった。藤浪の今後に期待したい。

 

大谷はマルチ安打

大谷翔平は、4打数2安打の1打点で打率.313に上昇。昨年9月11日から続く自己最長の連続試合出塁を「36」に伸ばした。

 

 

 

 

エンゼルスは初回、ウルシェラのグリーンモンスター越えのグランドスラムで4点をリードしたが、先発のタイラー・アンダーソンがリードを守りきれず4イニングで6失点。


その後、一時は逆転したが、今度はリリーフ投手がそのリードを守りきれず7対9で逆転負け。東海岸遠征で連敗。もし、大谷で落とすとヤンキースとの3連戦もあるだけに7連敗も考えられる事態になってきた。


右太ももの張りのため欠場が続いているレッドソックス吉田正尚は、この試合も出場しなかった。大谷と吉田のフェンウェイパークでの対決は実現しないかもしれない。


カブス鈴木誠也は左脇腹痛からの復帰2戦目。敵地でのドジャース戦に「4番・右翼」でスタメン出場。第3打席でセンター前ヒットをマークして4打数1安打だった。