MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

ウィリーメイズ氏の追悼試合 ニグロリーグの聖地で開催

 

ニグロリーグ表敬試合をアラバマ州の聖地で開催

 

 1910年に開場し、アメリカ最古の球場として認定されているリックウッド・フィールドアラバマ州バーミンガム)。

 

 かつて、マイナーリーグニグロリーグの本拠地として利用されていた球場で現地20日(日本時間21日)、ニグロリーグへの表敬試合として開催された。

 

 

 

 

 二日前に死去が発表されたMLB殿堂入り選手ウィリー・メイズ氏を追悼する試合にもなった。

 

 ウィリー・メイズ氏は、1948年から同球場をホームとするバーミンガム・ブラックバロンズでキャリアをスタートさせ、その後、MLBではジャイアンツ等でプレー。試合前にはメイズ氏の追悼、及びニグロリーグでプレーした選手たちの功績を讃えるセレモニーも行われた。

 

 ジャイアンツとカージナルスの両チームは、それぞれの本拠地にかつて存在したニグロリーグ球団の復刻ユニホームを着用してプレー。元ニグロリーグの選手たちがリックウッド・フィールドに招待された。

 

 

 

 

 このセレモニーには、ケン・グリフィーJr.氏やバリー・ボンズ氏、メイズ氏の息子マイケル・メイズ氏らが参加した。

 

またこの試合では、メジャーリーグ史上初めて黒人審判団が構成された。

 

 

 

 

 1回にアラバマ出身のブレンダン・ドノバンの7号2ランでカージナルスが3点を先制。ドノバンは5回にもタイムリーを放つなど3安打。試合は6対5でカージナルスが勝利した。

 

 ドノバンはドイツ生まれのアラバマ育ち。南アラバマ大から2018年ドラフト7巡目(全体213位)でカージナルスに指名されてプロ入りした選手。地元出身の選手が自分を育ててくれた故郷の街に恩返しをした形になった。

 

 また、この試合ではカージナルス5番手のライアン・ヘルズリーが25セーブ目を記録して「25セーブ機会連続成功」の球団新記録を樹立した。