カージナルスのアルバート・プホルス内野手がメジャーリーグ史上4人目の700本塁打に到達した。
MLB2022
イチローと同時期のメジャーデビューで今季限りで引退を表明していた42歳のアルバート・プホルスが、偉大な記録に到達した。
The moment Albert Pujols joined the 700 Home Run Club! (via @MLB)pic.twitter.com/RLUAg9pgNA
— FOX Sports: MLB (@MLBONFOX) September 24, 2022
カージナルスのアルバート・プホルス内野手が23日(日本時間24日)、敵地で行われたドジャース戦に「2番・DH」で先発し、史上4人目となる通算700本塁打を達成した。
プホルスは3回の第2打席で左翼へ今季20号2ラン。これで通算699号。マイルストーンにあと一本に迫った。
そして歴史的瞬間は、4回2死一、三塁の第4打席だった。先発左腕アンドリュー・ヒーニーから代わったフィリップ・ビックフォード投手の3球目、膝元への80.8マイルのスライダーを捉えて左翼席へ運んだ。
今季21号3ランは、記念すべき「700号本塁打」になった。
メジャーリーグの長い歴史で薬物問題のあった一人を入れて4人しか到達していない偉大な記録だ。
The 700 HR club now has its 4th member. pic.twitter.com/eGSPzuPHuA
— MLB (@MLB) September 24, 2022
昨年まで所属したドジャースタジアムのファンはスタンディングオベーションでこの偉業を称えた。
脅威の左キラー 左腕から通算200本塁打
699号も700号も彼が得意とする左投手だった。左腕からは今季13本目。対左投手は打率.355、OPS1.169という脅威の左キラーだ。
調べてみると2001年のデビューから2022年までの22年間で左投手から通算200本目だった。(右投手から500本塁打)。
この日も左投手ということもあって「2番・DH」で先発出場していた。
カージナルスにはポール・ゴールドシュミットやノーラン・アレナドなどMLBを代表するスラッガーたちがいるが、勝負どころで試合を決めるプホルスの存在感は光彩を放ち、神がかりだった。
オールスター後は48試合で15本塁打。大記録に向かってレジェンドの集中力は最高潮に達した。
3377安打目が700号本塁打
同じ「700号クラブ」のベーブ・ルースもバリー・ボンズも3000安打に到達していない。
ベーブ・ルースルース 2873安打
バリー・ボンズ 2986安打
「3000安打&700本塁打」は、ハンク・アーロン(3771安打)とプホルスだけだ。
Aaron & Pujols. That's it. #Pujols700 pic.twitter.com/LvWlhygq6P
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★MLB歴代本塁打数(※現役選手)
R | NAME | HR数 |
1 | バリー・ボンズ | 762 |
2 | ハンク・アーロン |
755 |
3 | ベーブ・ルース | 714 |
4 | アルバート・プホルス | 700 ※ |
5 | A・ロドリゲス |
696 |
6 | ウィリー・メイズ | 660 |
7 | ケン・グリフィーJr. | 630 |
8 | ジム・トーミー |
612 |
9 | サーミ・ソーサ | 609 |
10 | フランク・ロビンソン | 586 |