MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

プホルスが700本塁打に到達 「700本塁打と3000安打」は史上二人目

 

カージナルスアルバート・プホルス内野手メジャーリーグ史上4人目の700本塁打に到達した。

 

MLB2022

 

 

イチローと同時期のメジャーデビューで今季限りで引退を表明していた42歳のアルバート・プホルスが、偉大な記録に到達した。

 

 

カージナルスアルバート・プホルス内野手が23日(日本時間24日)、敵地で行われたドジャース戦に「2番・DH」で先発し、史上4人目となる通算700本塁打を達成した。


プホルスは3回の第2打席で左翼へ今季20号2ラン。これで通算699号。マイルストーンにあと一本に迫った。


そして歴史的瞬間は、4回2死一、三塁の第4打席だった。先発左腕アンドリュー・ヒーニーから代わったフィリップ・ビックフォード投手の3球目、膝元への80.8マイルのスライダーを捉えて左翼席へ運んだ。


今季21号3ランは、記念すべき「700号本塁打」になった。


メジャーリーグの長い歴史で薬物問題のあった一人を入れて4人しか到達していない偉大な記録だ。

 

 

昨年まで所属したドジャースタジアムのファンはスタンディングオベーションでこの偉業を称えた。

 

脅威の左キラー 左腕から通算200本塁打


699号も700号も彼が得意とする左投手だった。左腕からは今季13本目。対左投手は打率.355、OPS1.169という脅威の左キラーだ。

 

調べてみると2001年のデビューから2022年までの22年間で左投手から通算200本目だった。(右投手から500本塁打)。


この日も左投手ということもあって「2番・DH」で先発出場していた。


カージナルスにはポール・ゴールドシュミットやノーラン・アレナドなどMLBを代表するスラッガーたちがいるが、勝負どころで試合を決めるプホルスの存在感は光彩を放ち、神がかりだった。


オールスター後は48試合で15本塁打。大記録に向かってレジェンドの集中力は最高潮に達した。

 

3377安打目が700号本塁打

 

同じ「700号クラブ」のベーブ・ルースバリー・ボンズも3000安打に到達していない。

 

ベーブ・ルースルース 2873安打
バリー・ボンズ 2986安打

 

「3000安打&700本塁打は、ハンク・アーロン(3771安打)とプホルスだけだ。

 

 

 

 

 

MLB歴代本塁打数(※現役選手) 

 

R NAME HR数
1 バリー・ボンズ 762
2 ハンク・アーロン
755
3 ベーブ・ルース 714
4 アルバート・プホルス 700 ※
5 A・ロドリゲス
696
6 ウィリー・メイズ 660
7 ケン・グリフィーJr. 630
8 ジム・トーミー
612
9 サーミ・ソーサ 609
10 フランク・ロビンソン 586