MLB メジャーリーグ物語

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FA注目のマックス・シャーザーがメジャー通算3000奪三振に到達

ドジャースマックス・シャーザー投手が史上19人目となるメジャー通算3000奪三振に到達した。同地区でポストシーズン進出に向けたワイルドカードを争うライバル球団パドレス相手に圧巻のパフォーマンスを見せた。

 

 

 

今オフFA市場注目のマックス・シャーザーが金字塔

 

この夏のトレード・デッドラインにナショナルズからドジャースに電撃移籍したマックス・シャーザーが、メジャー史上19人目、現役投手ではアストロズジャスティン・バーランダー(2019年9月28日に記録)に続き2人目の「3000奪三振に到達。

 

 

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ただ、バーランダーより早く2516イニングでの到達はランディ・ジョンソンの2470.2回に次ぐ史上2位のスピード記録だ。

 

 

3000奪三振までの投球回数ランキング

1位(2470.2回)ランディ・ジョンソン

2位(2516回)マックス・シャーザー

3位(2647.2回)ペドロ・マルティネス

4位(2802回)ノーラン・ライアン

5位(2979.1回)ジャスティン・バーランダー

 

 

 

 

この試合でシャーザーは、5回表に一死走者なしの場面でエリック・ホズマーから空振り三振を奪い大台に到達した。

 

 

この日のシャーザーは25人の打者と対戦し92球(ストライク62)で計9奪三振。これで今季は2チーム合計で27試合162イニング、14勝4敗、防御率2.17、奪三振219、ドジャース移籍後は8先発で6勝0敗、防御率0.88と圧倒的なパフォーマンスだ。

 

 

2回にはマキュレート・イニングも!

 

MLB公式サイトによると、8回1死まで完璧な投球(完全試合)を披露したが、最後はホズマーに意地の右二塁打を許し、完全試合達成はならなかった。

 

 

それでも千両役者は違う、2回には1イニングを三者連続三球三振(マキュレート・イニング)という離れ業を演じて地元のファンを沸かせた。

 

 

今オフのFA市場の注目投手

 

この「マキュレート・イニング」はシャーザーにとって3度目。過去にこの離れ業を3度演じたのはサンディ・コーファックス(元ドジャース)とクリス・セール(レッドソックス)で彼らに次いで3人目の快挙でもある。

 

 

FA市場の注目投手は間違いなし

 

トレード・デッドライン前に争奪戦を争奪戦を繰り広げたパドレス相手に圧巻の投球で、このオフにフリーエージェント(FA)になるシャーザーだが、これを見たらパドレスは敵に回したくない投手と思うだろう。FA市場の目玉投手になりそうな予感がする。