大谷翔平とリーグMVPを争うゲレーロJr.内野手が、今季45号を放ち、本塁打を争いでも単独トップにたった。
個人タイトル争いも激化
ブルージェイズのウラディミール・ゲレーロJr.内野手は、13日(日本時間14日)の本拠地レイズ戦で今季45号を放った。
これで試合のなかったエンゼルスの大谷翔平投手を抜き去り、メジャー本塁打王争いで単独トップに立った。大谷は残り19試合。ゲレーロJr.は18試合。MVPと共に本塁打王争いでも目が離せなくなってきた。
ゲレーロJr.はこの日、6回の第4打席、1死走者なしの場面でレイズ3番手のコンリーがカウント3-1から投じた5球目、時速97.1マイル(約156.3キロ)のフォーシームを弾き返した。打球は左翼ポール際にライナーで突き刺さった。
💥 #PLAKATA NUMBER 45 💥
He's your @MLB leader! pic.twitter.com/wqSYpLONz0
— Toronto Blue Jays (@BlueJays) September 14, 2021
これで3戦連発、直近9試合で6本塁打と絶好調で量産体制に入った。
これで今季のゲレーロJr.は、143試合の出場で打率.318、打点103、本塁打45、OPS1.018。
■ゲレーロJr.に「三冠王」の可能性
打率でア・リーグ(AL)1位、本塁打で同1位、打点で同2位となり、「三冠王」の可能性も出てきた。ちなみに打点ではホワイトソックスのホゼ・アブレーユの107打点に次いで4打点差と射程圏内だ。
ゲレーロJR.は得点数でも117で同1位、ヒット数でも171で同1位、出塁率(OBP).407でも同1位、長打率(SLG)、OPSでもリーグトップ。
大谷翔平は、本塁打数、SLG、OPSでリーグ2位。瞬間風速的な数字で、打率などは変動するので最後まで分からないが、もし「三冠王」に輝くと、22歳での受賞は史上最年少。
この夏のオールスターゲームでも史上最年少の22歳119日でMVPに輝いており、大谷との年間MVP争いも議論が分かれる複雑な状況になってきた。
Players in AL HISTORY with a 40+ HR, 100 RBI season before turning 23:
1) Joe DiMaggio (1937)
2) Juan Gonzalez (1992)
3) Vladimir Guerrero Jr. (2021) pic.twitter.com/zujahprE3o
— Toronto Blue Jays (@BlueJays) September 10, 2021
■23歳以下で45本塁打100打点は史上3人目
話題を本塁打に絞るとゲレーロJr.の45本塁打は殿堂入りのジョー・ディマジオ、エディ・マシューズ、ジョニー・ベンチに次ぐ史上4人目。
23歳以下での「45本塁打(以上)100打点(以上)」は、1937年のジョー・ディマジオ、1992年のホアン・ゴンザレスに次いでMLB史上3人目の快挙だ。