シーズン終盤、個人タイトル争いが気になる季節だが、ア・リーグの「本塁打王」争いで、サルバドール・ペレス捕手がトップタイに躍り出た。
MLB2021 タイトル争い
ロイヤルズのサルバドール・ペレス捕手が20日(日本時間21日)、敵地インディアンス戦のダブルヘッダー第1試合の5回に左中間へ46号2ランを放った。
これでア・リーグ本塁打王争いでトップのウラディミール・ゲレーロJr.内野手(ブルージェイズ)に並び、44本の大谷翔平投手(エンゼルス)に2差をつけた。
Going places no catcher has gone before.#TogetherRoyal pic.twitter.com/3qtQLUHP3Q
— Kansas City Royals (@Royals) September 20, 2021
シーズン46本塁打は1970年に当時レッズのジョニー・ベンチが記録した45本塁打を上回り、捕手としてはメジャー最多記録になった。
ただし、指名打者(DH)としての出場もあり、DH34試合で15本塁打を記録。純粋に捕手としての記録は114試合で31本だが、MLB公式ツイッターによると「捕手として75%以上出場した選手の中で最多本塁打」ということだ。
ちなみにベンチの場合も45本中、他のポジションで7本塁打だった。また、198本塁打はマイク・スウィーニー(1995~2007、2011年に引退)を抜いてロイヤルズの球団史上2位の本塁打数だ。
さらにロイヤルズのシーズン本塁打記録は2019年のホルヘ・ソレア(現ブレーブス)の48本塁打で最終的にペレスはそれを抜く可能性も出てきた。
メジャー10年目の31歳、ベネズエラ出身のペレスは昨シーズンの開幕前にアメリカ合衆国に帰化。今季のシーズン開幕前にロイヤルズと4年総額8200万ドルで契約延長している。
ペレスはオールスター選出7回。ゴールドグラブ賞5回。2015年のワールドシリーズMVP。