MLB メジャーリーグ物語

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【サイ・ヤング賞】ALはコール、NLはスネルが受賞 千賀滉大も7位

 

全米野球記者協会(BBWAA)の記者投票による今季の「サイ・ヤング賞」の受賞者が発表され、ア・リーグ(AL)は、ゲリット・コールヤンキース)、ナ・リーグ(NL)はブレイク・スネル(パドレス)が選出された。

 

 

MLB2023 「サイ・ヤング賞

 

コールは満票で初受賞

 

コールは30人の投票者全員がコールの1位票を投じた。満票での選出はア・リーグ史上11度目。

 

メジャー11年目。これまでは6回得票で2位得票が2回あったが、今回が初受賞。

 

33試合に先発して209イニングを投げ、15勝4敗、防御率2.63、222奪三振をマーク。

 

投球イニング数、勝率、防御率、WHIPなど多くスタッツでリーグトップの成績を残し、満票でサイ・ヤング賞に選出された。

 

ヤンキースの投手が選出されるのは2001年のロジャー・クレメンス以来22年ぶり6度目。

 

満票での選出は昨年のジャスティン・バーランダーに続き2年連続。

 

 

 

 

アメリカン・リーグ得票ポイント数

①ゲリット・コール(ヤンキース

1位票30=210ポイント

 

ソニー・グレイ(ツインズ)

3位票6、4位票3票6、4位票3=104ポイント

 

③ケビン・ゴーズマン(ブルージェイズ

2位票7、3位票15、4位票4、5位票1=82ポイント

 

④カイル・ブラディッシュオリオールズ

3位票6、4位票8、5位票5=39ポイント

 

⑤ルイス・カスティーヨ(マリナーズ

2位票2、4位票5、5位票5=23ポイント

 

⑥ザック・エフリン(レイズ)

2位票1、3位票2、4位票3、5位票3=19ポイント

 

⑦パブロ・ロペス(ツインズ)

4位票5、5位票1=11ポイント

 

ジョージ・カービー(マリナーズ

4位票1、5位票6=8ポイント

 

⑨フランバー・バルデスアストロズ

4位票1、5位票4=6ポイント

 

⑩クリス・バシット(ブルージェイズ

3位票1、5位票1=4ポイント

 

⑪フェリックス・バティースタ(オリオールズ

5位票3=3ポイント

 

クリス・マーティンレッドソックス

5位票1=1ポイント

 

 

 

 

 

スネルは2度目の受賞

 

スネルはレイズ時代の2018年に続いて自身2度目の受賞。両リーグでの受賞は史上7人目の快挙だろう。

 

30歳の今季は、32試合に先発して180イニングを投げ、14勝9敗、防御率2.25(FIP3.44)、234奪三振をマーク。

 

与四球99はメジャー最多。5月終了時点でわずか1勝と不調だったが、6月に5先発で防御率0.87、7月も6先発で防御率0.56。オールスター以降も14試合で防御率1.54となど圧倒的なスタッツを残したのが評価された。

 

パドレスの投手がサイ・ヤング賞を受賞するのは2007年のジェイク・ピービー以来16年ぶり5度目だった。

 

今季がパドレスとの契約のラストイヤーだっただけに気合が入ったのだろう。シーズン途中の6月以降に見事なカムバックを遂げた。

 

下の票を見ていただければわかるが今回は投票が分散したが、メッツの千賀滉大は7位だった。早くも一線級の仲間入りだ。

 

ナショナル・リーグ得票ポイント数

①ブレイク・スネル(パドレス

1位票28、2位票2=204ポイント

 

②ローガン・ウェブ(ジャイアンツ)

1位票1、2位票17、3位票1、4位票2、5位票4=86ポイント

 

③ザック・ギャレンダイヤモンドバックス

1位票1、2位票3、3位票11、4位票5、5位票6=68ポイント

 

④スペンサー・ストライダー(ブレーブス

2位票6、3位票9、4位票5、5位票3=64ポイント

 

ジャスティン・スティール(カブス

2位票1、3位票2、4位票8、5位票6=32ポイント

 

⑥ザック・ウィーラー(フィリーズ

3位票4、4位票5、5位票6=28ポイント

 

⑦千賀滉大(メッツ)

3位票3、4位票3=15ポイント

 

⑧コービン・バーンズ(ブリュワーズ

2位票1、4位票2、5位票5=13ポイント

 

 

 

 

▽記事参考

bbwaa.com

 

 

 

 

http://www.mlb.jp/category/news/#62395