空席だったホワイトソックスの新監督が内定したようだ。これで来季に向けて7球団に新監督が誕生したことになる。
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ホワイトソックスの新監督も決定!
ESPNのバスター・オルニー記者が報じているが、ホワイトソックスはロイヤルズのペドロ・グリフォル・ベンチコーチを新監督に招聘する方針を固めたようだ。
公式な発表は今週後半に予定されているみたいだが、新監督を補佐するベンチコーチには前ブルージェイズ監督で57歳のチャーリー・モントーヨ氏の起用も内定しているという。
The newser on Pedro Grifol's hiring. https://t.co/sIUpRJ2H8f
— Buster Olney (@Buster_ESPN) November 1, 2022
ラルーサ監督の退任から始まった監督探し
ホワイトソックスはトニー・ラルーサ監督が任期満了を前に引退を表明したことから、新監督を探していた。
メディアの報道では、アストロズのジョー・エスパーダ・ベンチコーチ、ヤンキースのカルロス・メンドーサ・ベンチコーチ、ラルーサの代行を務めたミゲル・カイロ・ベンチコーチらも候補に挙がっていたが、ペドロ・グリフォルに決まったようだ。
グリフォル新監督の経歴
グリフォル氏は1991年にツインズからドラフト6巡目(全体154位)指名を受けプロ入り。99年までツインズとメッツのマイナーでプレーした。
引退後はマリナーズでマイナーの編成を担当。2013年からロイヤルズでコーチを務め、20年にベンチコーチに昇格していた。
グリフォル氏は、今月後半に53歳になるがホワイトソックスに在籍経験がない。
ホワイトソックスのリック・ハーンGMはシーズン終了後の記者会見で「これまで監督の人選の幅が狭すぎた」ことに言及していたが、今回の選考ではチームのOB経験の有無にかかわらず、クラブハウスでの選手とのコミュニケーション能力などを重視し、グリフォル氏にチームの指揮を任せることを決めたという。
グリフォル氏は、2013年からロイヤルズの組織に所属しており、その過程でキャッチングコーチ、ベンチコーチを務めてきた。
ロイヤルズのコーチ時代の2014年にリーグ優勝、2015年にはワールドシリーズ制覇の経験があり、そうしたことも選考の決め手になったようだ。
新監督の顔ぶれ
先日は、ロイヤルズのマット・クアトラーロ新監督の就任が決まり、これで7球団の新監督が誕生した。
- ブルージェイズ ➡ ジョン・シュナイダー監督
- エンゼルス ➡ フィル・ネビン監督
- フィリーズ ➡ ロブ・トムソン監督
- レンジャーズ ➡ ブルース・ボウチー監督
- マーリンズ ➡ スキップ・シューマッカー監督
- ロイヤルズ ➡ マット・クアトラーロ監督
- ホワイトソックス➡ ペドロ・グリフォル監督