球団人事
今オフは現時点では7球団で監督交代劇がありそうだが、日本人プレイヤー所属の球団としては、大谷翔平が所属するエンゼルスと前カブス監督のジョー・マドン氏が面談を行うという情報が入った。
MLBネットワークのケン・ローゼンタールがSNSで報じたところによると、マドンは今週中にエンゼルスとの面談を行う予定だという。マドン氏は選手、マイナーの監督、メジャーのコーチとしてエンゼルスの組織で31年間過ごした後、 06年にレイズの監督として就任。
Joe Maddon will interview with the #Angels early this week and they are his No. 1 choice, sources tell The Athletic. Maddon spent 31 years in Angels’ organization before joining the Rays as manager in 2006. First to report interview with LAA: @Buster_ESPN.
— Ken Rosenthal (@Ken_Rosenthal) October 6, 2019
レイズの監督時代には岩村明憲らを擁して08年ワールドシリーズに導いた。その後は15年から5年間カブスの監督を務め、16年には108年ぶりとなるワールドシリーズ制覇を成し遂げた。
カブスでの監督5年間で通算471勝339敗(勝率.581)をマークし、今季を除く4シーズンでポストシーズンに進出している。
そうした経緯から監督として評価は高く、MLBネットワークのジョン・ヘイマンによると、エンゼルスのみならずパドレスもマドンの招聘に関心を示しているという。
また、MLB公式サイトのジョン・ポール・モロシは、エンゼルスとパドレス以外にも、マドンとコンタクトを取っているチームが存在することを報じている。複数球団による監督の争奪戦で話題を呼びそうだ。
今オフはカブス、エンゼルス、パイレーツ、ロイヤルズ、パドレス、ジャイアンツの6球団に、先日はメッツもミッキー・キャラウェイ監督の契約を1年残して解任。全部で7球団が新監督を探している状態だ。
その中で、もっとも名前が挙がるのがジョー・マドン氏で、次いで、前ヤンキース監督のジョー・ジラルディ氏も監督復帰を目指して噂が多い人物だ。
ジラルディ氏は近日中にカブスとの面談を行う予定であることが報じられているが、カブスのほかにメッツとの面談予定もある。
そのほか、新監督として名前が挙がっているのは、バック・ショウォルター、ダスティ・ベイカー、ロビン・ベンチュラ、ブラッド・オースマス、アストロズのベンチコーチを務めるジョー・エスパーダなどだが、各球団とも内部昇格でコーチから監督に就任するケースも考えられる。