アスレチックスは8日(日本時間9日)、マーク・コッツェイ監督の2025年シーズンの契約オプションを行使したことを発表。エンゼルスは新監督にロン・ワシントン氏の就任を発表した。
球団人事
マーク・コッツェイは3年契約が来シーズン終了後に満了するが、3年プラス1年のオプション契約を行使して2025年終了まで契約を延長することにしたようだ。
アスレチックスと同地区のエンゼルスは、新監督に今季までブレーブスで三塁コーチを務めていたロン・ワシントン氏が就任すると発表した。
契約は2025年シーズン終了までの2年契約。
ワシントン氏は71歳。1977年にメジャーデビュー。内野手として現役時打はツインズやドジャース、オリオールズ、インディアンス(現ガーディアンズ)、アストロズなどでプレー。通算564試合に出場して、20本塁打、146打点、打率.261だった。
1989年に現役引退。引退後は、アスレチックスのコーチなどを経て2007年にレンジャーズの監督に就任。レンジャーズを2010、2011年と2年連続でワールドシリーズに導いた。ダルビッシュ有がプロ野球の北海道日本ハムからレンジャーズに移籍した時の監督さんだった人だ。
2014年2月にレンジャーズとの契約を2015年まで延長することに合意したが、シーズン終了後に一身上の都合で退任。その後はアスレチックス、ブレーブスで三塁ベースコーチを務めた。
コーチ歴28年、監督歴8年。監督として通算1275試合で664勝611敗だった。
OFFICIAL: the Angels have hired Ron Washington as the Club’s manager. pic.twitter.com/NGWV6X10PW
— Los Angeles Angels (@Angels) November 8, 2023
エンゼルスのペリー・ミナシアンGMとは2017~2020年にブレーブスで一緒に仕事をした関係でもある。
エンゼルスはマット・ワイズ投手コーチ、マーカス・テームズ打撃コーチらを解任しており、次はミナシアンとワシントン体制下でのコーチングスタッフ人事になる。
このブログでも紹介したが、今オフは監督の交代劇が多くアストロズのダスティン・ベーカー監督、ガーディアンズのテリー・フランコーナ監督が勇退。
エンゼルスのフィル・ネビンなど4人の監督が解任されたほか、ジャイアンツがパドレス監督のボブ・メルビン。カブスがブリュワーズ監督のクレイグ・カウンセルを引き抜くという同一地区内での監督争奪戦という珍しいケースが2件もあった。
現状で新監督未定のチームはアストロズ、ブリュワーズ、パドレスの3球団になった。
■新監督が決まったチーム
(ネビン解任→ワシントン=ブレーブス三塁ベースコーチ)
▼メッツ
(ショーウォルター解任→メンドーサ=ヤンキースベンチコーチ)
▼カブス
(ロス解任→カウンセル=ブリュワーズ監督)