スプリングトレーニングが始まっても市場に残るフリーエージェントの有力選手達を紹介したい。
前回はリリーバーだったが、今回はスターター(先発投手)にスポットを当てた。ここまでメジャー契約とマイナー契約で約30人のスターターが契約した。
残っているのはダラス・カイケル。カイケルは、マチャドやハーパーと同じスコット・ボラスが代理人だからお約束のように決まるのが遅い。
カイケルの18年サラリーは1320万ドル。20勝を挙げた15年にサイ・ヤング賞を受賞。31歳で脂の乗り切った年齢で年平均2000万ドルは期待できるので、払える球団も限られ、なかなか決まらないのもわかる。
2018年は34試合に先発登板して12勝11敗、防御率3.74、153奪三振。204回2/3イニングは評価できるが、rWAR2.6は、意外と低く。クオリファイング・オファーを拒否しているのもやや不利な条件。4年8000万ドルから5年1億ドルが妥当な気がするが、払える球団は少ない気がする。
カイケルの代理人スコット・ボラスがマニー・マチャドを獲得したパドレスと交渉しているという噂もあるが、MLBネットワークのケン・ローゼンタールによると、アストロズはカイケルとの再契約に向けて、正式にオファーを提示したという。
《移籍先が決まった主なFA先発投手》
()内は前所属チーム
パトリック・コービン(ダイヤモンドバックス)→ナショナルズ
ネイサン・イオバルディ(レッドソックス)→再契約
J.A.ハップ(ヤンキース)→再契約
ランス・リン(ヤンキース)→レンジャーズ
マイク・ファイアーズ(アスレチックス)→再契約
マット・ハービー(レッズ)→エンゼルス
タイソン・ロス(カージナルス)→タイガース
マット・ムーア(レンジャーズ)→タイガース
ジョーダン・ライルズ(ブルワーズ)→パイレーツ
ケンドール・グレイブマン(アスレチックス)→カブス
ブレット・アンダーソン(アスレチックス)再契約
ジオ・ゴンザレス(ブルワーズ)
※CCサバシア(ヤンキース)再契約
※柳賢振(ドジャース)QO受託