メジャーリーグはディビジョン(地区)シリーズ4試合が行われパドレスがドジャースに逆転勝利して3勝1敗でナショナルリーグのチャンピオンシップ・シリーズ(NLCS)への進出を決めた。
MLB2022 NLCS進出の2チーム決まる
ペトコパークには「BEAT LA」チャントが鳴り響いた
パドレスがNLCSに進出するのはリーグ優勝した1998年以来、24年ぶり。しかもパドレスはレギュラーシーズン89勝で、ドジャースは111勝だった。
22勝差をつけられたチームがポストシーズンを突破するのは、1906年のワールドシリーズでホワイトソックスが23勝差のカブスを破って以来の記録らしく、史上2番目の大番狂わせになった。
フィリーズは2010年以来12年ぶりのNLCS進出
もう一つのディビジョンシリーズはフィリーズがブレーブスを8対3で破って3勝1敗としフィリーズのナショナルリーグ・チャンピオンシップシリーズ(NLCS)への進出が決まった。
ブレーブスがポストシーズンに実績があるチャーリー・モートン、フィリーズはエンゼルスから夏に移籍したノア・シンダガードの先発で始まった一戦だったが、2回裏にフィリーズがブランドン・マーシュの3ランで先制。
フィリーズは3回裏にもJ.T.リアルミュートが珍しいランニング本塁打を記録してモメンタムを完全に引き寄せ、最後はブライス・ハーパーが2試合連続(ポストシーズン第3号)のソロ本塁打で勝利を手中にした。
先制3ランのマーシュは夏にエンゼルスから移籍した選手。シンダガードも同じく夏にエンゼルスからトレードで移籍した選手。
昨年のブレーブスもそうだったが、夏のフラッグシップディールで強化した選手が機能しているチームは強い。
フィリーズのNLCS進出は2010年以来12年ぶり。その時の監督は日本でも有名な「赤鬼」チャーリー・マニエルさんだった。
なお、フィリーズは現地時間10月10日に今季途中から監督代行として指揮をとっているロブ・トムソンと2年契約を結んだと発表している。
今季、51試合を消化した時点でジョー・ジラルディ監督を解任したフィリーズだったが、トムソン監督代行は111試合で65勝46敗と結果を出していた。監督続投は当然の判断だろう。
これで今季のNLCSは、第5シードのパドレスと第6シードのフィリーズという対戦で第1シードのドジャース、第2シードのブレーブスは姿を消した。
The 2022 NLCS is set‼️
— FOX Sports: MLB (@MLBONFOX) October 16, 2022
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