2021年ローリングス・ゴールドグラブ賞(Rawlings Gold Glove Award)の受賞者が発表された。
ゴールドグラブ賞
この賞は、グラブメーカーが1957年に創設した賞で、ナショナルリーグ、アメリカンリーグの各リーグから、守備に卓越した各ポジション1人ずつ計9人が選出され、各チームの監督・コーチが「自軍の選手は入れない」というルールで投票によって決められてきた。
各リーグの「ゴールドグラブ賞」受賞者
ア・リーグはユリ・グリエルとカルロス・コレアがともに初受賞でアストロズから2名が選出。アスレチックスからも捕手のショーン・マーフィーと2年ぶり3度目のマット・チャップマンの2名。ロイヤルズも2名。
ナ・リーグはカージナルスから下記のように5名が選出された。5人が選ばれるのはMLB史上初。
ノーラン・アレナドはMLB記録の9年連続9回目。昨年はア・リーグで7人が初受賞だったが、ジョーイ・ギャロだけが2年連続受賞。
アメリカン・リーグ
投手:ダラス・カイケル(ホワイトソックス)3年ぶり5度目
捕手:ショーン・マーフィー(アスレチックス)初
一塁:ユリ・グリエル(アストロズ)初
三塁:マット・チャップマン(アスレチックス)2年ぶり3度目
遊撃:カルロス・コレア(アストロズ)初
左翼:アンドリュー・ベニンテンディ(ロイヤルズ)初
中堅:マイケル・A・テイラー(ロイヤルズ)初
右翼:ジョーイ・ギャロ(レンジャーズ/ヤンキース)2年連続2度目
ナショナル・リーグ
投手:マックス・フリード(ブレーブス)2年連続2度目
捕手:ジェイコブ・ストーリングス(パイレーツ)初
一塁:ポール・ゴールドシュミット(カージナルス)4年ぶり4度目
三塁:ノーラン・アレナド(カージナルス)9年連続9度目
遊撃:ブランドン・クロフォード(ジャイアンツ)4年ぶり4度目
左翼:タイラー・オニール(カージナルス)2年連続2度目
中堅:ハリソン・ベイダー(カージナルス)初
※2020年シーズンはCOVID-19の影響を受けて年間60試合制となり、レギュラーシーズンは同地区内での対戦のみとなった為、監督・コーチは限られた選手のプレーしか目にする機会がなく、そのため監督・コーチによる投票は中止し、アメリカ野球学会が算出する「SABR Defensive Index」(略称SDI)という守備指数に基づいて受賞者が決定された。
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— MLB (@MLB) November 8, 2021