MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

【ASG2018】ホームランダービーはハーパーが雪辱

オールスターゲーム前日に行われたホームランダービー

 

顔ぶれを見ると若手が中心。 ナショナルズの地元開催ということでブライス・ハーパーが2013年以来5年ぶり2度目となる参戦。その他の7選手はいずれも初出場で、平均年齢26歳、実質メジャー2~3年という売り出し中の選手が多い。

 

右打者4人、左打者4人。ナ・リーグ7人、ア・リーグ1人。

 

 

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出場選手8名は対戦順。①はシード順位、()はレギュラーシ-ズンでの本塁打数。

 

【1回戦】

 

①ヘスス・アギラール(ブルワーズ24本)

ベネズエラ出身、5年目の28歳。昨年レギュラーの座を勝ち取り、すでにキャリアハイの24本を記録している。前半戦のナ・リーグ本塁打王

⑧リーズ・ホスキンズ(フィリーズ14本)

25歳。フィリーズからは14年ぶりの出場選手。昨年8月にデビューして18本をマークした。

 

 

 

②アレックス・ブレグマン(アストロズ20本)

3年目の24歳。彼も昨年19本だったから、前半戦でキャリアハイをマークしている。

⑦カイル・シュワーバー(カブス18本)

4年目だが、2年目の開幕直後に外野の守備で大ケガをしてほぼ1年を棒に振ったので実質3年目の25歳。

 

 

 

ブライス・ハーパー(ナショナルズ23本)

メジャー7年目でオールスター選出5回のスーパースター。25歳、今季終了後にFAになり、来季は、どこのユニフォームになるか注目の選手。前回のホームランダービーでは決勝で敗れた。

⑥フレディ・フリーマン(ブレーブス16本)

28歳。オールスターのリーグ最多得票。ブレーブス前半戦躍進の中心選手。

 

 

 

④マックス・マンシー(ドジャース22本)

3年目だが、フル出場はなく、今季もマイナー契約で途中からメジャー昇格した27歳。74試合でチーム最多の22本を記録した。

⑤ ハビアー・バイエズ(カブス19本)

25歳。 カブス二塁手。身体能力の高い選手で、フィールディング・バイブル・アワードを2回受賞している守備の名手でもある。

 

 

【ルール】

1ラウンド4分間で、その間に何本打つかで競う。途中45秒間の休憩がとれる(決勝では45秒と30秒の2回)。飛距離440フィート(134m)以上を2本記録すれば30秒延長される。

 

 

 

1回戦では第1シードのアギラールと第8シードのホスキンズの対戦で17本を放ったホスキンズが勝ち上がった。第4シードのブレグマンと第5シードのシュワーバーの対戦は、シュワーバーが16本で、ブレグマン15本で、やはり、長距離ヒッターのシュワーバーに分があったようだ。

 

第3シードのマンシーと第6シードのバイエズの対戦は、バイエズ16本、マンシー17本でマンシーが勝ち、第2シードのハーパーと第7シードのフリーマンの対戦は、13本対12本でハーパーが勝った。

 

 

 

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セミファイナルは、シュワーバー21本で20本のホスキンズを退けた。もう1つのセミファイナルはハーパーが、マンシーを13本対12本で下し、決勝はハーパーが19本対18本でシュワーバーを制してセスペデスに敗れた前回の雪辱を果たした。

 

ハーパーの投手役は前回同様、父親ロン・ハーパーさんが務めた。8人の選手で合計、221発の花火が首都ワシントンの夜空を彩った。

 

 

 

 今回のホームランダービー本塁打部門トップのJ.Dマルティネス(レッドソックス29本)やマイク・トラウトエンゼルス25本)ら上位5選手が辞退。また、昨年の覇者であるアーロン・ジャッジ(ヤンキース25本)も出場を辞退するなど役者不足の感があった。

 

せめて、夏の移籍が話題のマニー・マチャド。ロッキーズのノーラン・アレナド、レッドソックスのムーキー・ベッツなど、ここまで20本以上の選手たちが出場して欲しかった。