夏のトレード・デッドラインを前に「売り手」になったカブスがクリス・ブライアントをジャイアンツに放出した。
フラッグディール・トレード情報
トレード期限前の移籍情報
例年になく波乱のフラッグディール・トレードが続いたが、以前より移籍の噂が多かったブライアントが結果的には最後に残る形でジャイアンツに決まった。
カブスは夏のクリアランスセールのように2016年にワールドシリーズを制したコアメンバーのほとんどを放出した。下記はカブスが放出した選手たちと移籍球団。
この夏のトレード期限前にカブスが放出した選手達とその移籍球団
■ジョク・ピーダーソン外野手⇒ブレーブス
■アンドリュー・チェイフィン投手⇒アスレチックス
■ライアン・テペラ投手⇒ホワイトソックス
■ジェイク・マリズニック外野手⇒パドレス
■クレイグ・キンブレル投手⇒ホワイトソックス
■ハビアー・バイエズ遊撃手、トレバー・ウィリアムス投手⇒メッツ
■クリス・ブライアント⇒ジャイアンツ
先発ローテーションに続いて野手も放出
カブスは20年オフに先発ローテーションからダルビッシュ有、ジョン・レスター、タイラー・チャットウッド、ホゼ・キンターナを放出。総年俸を大幅に削減している。
ほかにもカイル・シュワーバーもノンテンダーFAで放出するなどロースターを大幅に刷新した。
カブスの地元シカゴ・デイリーヘラルド紙(電子版)が昨年オフにカブスの財政事情を紹介していたが、コロナ禍と収入減により、100人以上の球団職員を解雇、または一時離職させたという。
そのため緊縮財政を強いられ、先発ローテーション5人のうちダルビッシュ有、ジョン・レスター、タイラー・チャットウッド、ホゼ・キンターナを放出。総年俸を大幅に削減していた。
野手でもカイル・シュワーバーをノンテンダーFAで放出。ダルビッシュの専属捕手だったビクトル・カラティーニもパドレスに放出するなどロースターを大幅に刷新。
そして今回のクリアランスセールで一気に再建モードに舵を切った。
Emotional moment for Kris Bryant as he learns he is being traded to the Giants.pic.twitter.com/bcONWGz94i
— FOX Sports: MLB (@MLBONFOX) July 30, 2021