以前の記事でトレードデッドラインを前に移籍のありそうな7人のオールスター出場選手をピックアップしたが、実際には10人のオールスター選手のトレードが決まったようだ。
フラッグディール・トレード情報
意外だったのはロッキーズのトレバー・ストーリー遊撃手の移籍が決まらなかったことだ。それとシャーザーを同地区ライバルのパドレスに渡さなかったドジャース。
アンソニー・リゾ一塁手をレッドソックスに渡さなかったヤンキースの駆け引きは凄かった。
①クリス・ブライアント、1B / 3B / OF、カブス⇒ジャイアンツ
メッツが先発投手と複数のポジションを守ることのできる野手をターゲットにしているとの情報もあり、三塁以外にも一塁と外野の各ポジションを守ることのできるブライアントの名前が挙がっている。
レッドソックスも正一塁手のダルベックが伸び悩んでいるので、ペイロールに余裕があればクリス・ブライアントを欲しいだろうが総年俸に余裕がないレッドソックスには高すぎる気がする。
②ネルソン・クルーズ、DH、ツインズ⇒レイズ
ネルソン・クルーズは守備に就かない指名打者(DH)専門なのでレンタルとしてもア・リーグに限定される。今季終了後にFAになるので資金面で余裕のないアスレチックスやレイズでも短期のレンタルなら考えられ1たが、結局、レイズに決まった。
③エドゥアルド・エスコバー、2B / 3B、Dバックス⇒ブルワーズ
予想どおりブルワーズに決まった。破壊力が欲しいブルワーズだったのでフィットしそうな気がする。
フレイジャーも元は三塁や遊撃の経験があり外野の各ポジションの経験もあるユーティリティプレイヤー。コスパを考えればブライアントより良い選手かもしれない。
⑤ジョーイ・ギャロ、OF、レンジャーズ⇒ヤンキース
ヤンキースは左の強打者を欲しがっていたのでフィットするだろう。
レンジャーズのカイル・ギブソンあたりが一番、移籍の可能性が高そうな気がしたが、今季終了後に契約が終わる33歳の右腕は、今がピークで、放出した場合、それなりの対価が得られるからだ。結局、フィリーズに決まった。
同じシカゴがフランチャイズのホワイトソックスに移籍が決まった。1対2のトレードで、対価として若手のニック・マドリガル二塁手と救援右腕のコディ・ホイヤー投手。
⑧カイル・シュワーバー OF/1B、ナショナルズ⇒レッドソックス
レッドソックスがアンソニー・リゾと交渉中という噂もあったが、リゾはヤンキースに決まり、打てる一塁手を探していたレッドソックスはシュワーバーを獲得した。
「売り手」になったナショナルズがシャーザーとパッケージでトレードした。ドジャースは今季終了後にFAになるシーガーの穴埋めとして遊撃手を探していた。
パドレス、ジャイアンツ、レッドソックスが交渉していたようだが、最後は電撃トレードでドジャースに決まった。シャーザーの加入はインパクトがある。
【 #ヤンキース 】新天地のファンのハートを掴むアンソニー・リゾー!!移籍後2試合連発の第16号ホームランです🗽 pic.twitter.com/gFoFIVJabf
— MLB Japan (@MLBJapan) August 1, 2021