トレード期限前にアロルディス・チャップマン、アンドリュー・ミラー、カルロス・ベルトラン、イバン・ノバといずれもチームの主力選手をトレードで放出したヤンキース。そしてAロッドやテシェイラの突然のリタイヤ宣言。
再建モードのヤンキース、若手が躍動
現地16日の本拠地でのブルージェイズ戦では、“再建モード”に入ったヤンキースのニューヒーロー(候補)たちが活躍した。
RECAP: Chad Green tallies 11 Ks in stellar outing against the Jays. https://t.co/F7paBcC695https://t.co/h8fMMOYWA3
— New York Yankees (@Yankees) 2016年8月16日
先発のチャド・グリーンは25歳。重量打線を相手に11三振を奪う力投。6回を散発2安打の無四球、無失点に抑えた。
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メジャー初先発の7月3日以来のクォリティスタートで2勝目(2敗)を飾った。ここまで33回1/3で40奪三振。9試合で先発5試合、防御率4.05、WHIP1.26。
ローテーションのバックエンドやロングリリーフで起用されており、7月24日のSFジャイアンツ戦では初セーブポイントもマークしている。
この夏のトレードで野手の補強が目立ったチームにあって貴重な戦力(投手力)になるかもしれない。
グリーンは、2013年ドラフトでデトロイト・タイガース11巡指名という無名選手だが、今季は3Aで16試合に先発。防御率1.52の好成績をマークしている。ここまで5回、3Aとメジャーをシャトルしていた。
#StartSpreadingTheNews! @TheJudge44 stays hot as #Yankees take series opener over the Jays, 1-0. pic.twitter.com/WZnIAxI4PM
— New York Yankees (@Yankees) 2016年8月16日
この日は、地区首位を相手に1対0で勝利したヤンキースだったが、その貴重な1点を叩き出したのが24歳のアーロン・ジャッジ。201センチ120キロ超の巨漢だ。
2013年ドラフトのヤンキース1巡目。チームのMLB.comプロスペクトランキング4位。
13日のデビュー戦では、初打席初本塁打をセンターバックスクリーンに放り込んで鮮烈なデビューを飾ったが、次の試合でも第1打席に本塁打を記録。
そして、この試合でも決勝打となる二塁打を4回にナックルボウラー、R.A.ディッキーから放った。
ヤンキースは、実質1年目のゲーリー・サンチェス捕手も2安打を記録。23歳のサンチェスは、同ランキング5位のルーキーで、打てる捕手として期待されている。
すでに昨年から話題になっていたプロスペクトたちだが、ヤンキースは、22歳のルイス・セベリーノ投手、ロブ・レフスナイダー二塁手ら、ルーキーたちがインパクトのあるデビューを飾っている。
ジャッジやサンチェスらは今後、チームの主力選手になっていくだろう。