MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

若手が躍動のヤンキース  ジャッジが決勝打、グリーンが6回無失点

トレード期限前にアロルディス・チャップマンアンドリュー・ミラー、カルロス・ベルトラン、イバン・ノバといずれもチームの主力選手をトレードで放出したヤンキース。そしてAロッドやテシェイラの突然のリタイヤ宣言。

 

再建モードのヤンキース、若手が躍動

 

現地16日の本拠地でのブルージェイズ戦では、“再建モード”に入ったヤンキースのニューヒーロー(候補)たちが活躍した。

 

 

先発のチャド・グリーンは25歳。重量打線を相手に11三振を奪う力投。6回を散発2安打の無四球、無失点に抑えた。

メジャー初先発の7月3日以来のクォリティスタートで2勝目(2敗)を飾った。ここまで33回1/3で40奪三振。9試合で先発5試合、防御率4.05、WHIP1.26。

 

ローテーションのバックエンドやロングリリーフで起用されており、7月24日のSFジャイアンツ戦では初セーブポイントもマークしている。

 

この夏のトレードで野手の補強が目立ったチームにあって貴重な戦力(投手力)になるかもしれない。

 

グリーンは、2013年ドラフトでデトロイト・タイガース11巡指名という無名選手だが、今季は3Aで16試合に先発。防御率1.52の好成績をマークしている。ここまで5回、3Aとメジャーをシャトルしていた。

 

 

この日は、地区首位を相手に1対0で勝利したヤンキースだったが、その貴重な1点を叩き出したのが24歳のアーロン・ジャッジ。201センチ120キロ超の巨漢だ。

 

2013年ドラフトのヤンキース1巡目。チームのMLB.comプロスペクトランキング4位。

 

13日のデビュー戦では、初打席初本塁打センターバックスクリーンに放り込んで鮮烈なデビューを飾ったが、次の試合でも第1打席に本塁打を記録。

 

そして、この試合でも決勝打となる二塁打を4回にナックルボウラー、R.A.ディッキーから放った。

 

ヤンキースは、実質1年目のゲーリー・サンチェス捕手も2安打を記録。23歳のサンチェスは、同ランキング5位のルーキーで、打てる捕手として期待されている。

 

すでに昨年から話題になっていたプロスペクトたちだが、ヤンキースは、22歳のルイス・セベリーノ投手、ロブ・レフスナイダー二塁手ら、ルーキーたちがインパクトのあるデビューを飾っている。

 

ジャッジやサンチェスらは今後、チームの主力選手になっていくだろう。