ロックアウト前は沈黙を守っていたように見えたヤンキースがロックアウト解除後にトレード市場で活発な動きを見せている。
MLB移籍情報
ヤンキースとツインズ間でトレードが成立
現地13日、ヤンキースとツインズ間で主力選手のトレードが成立した。
このトレードでヤンキースはジョシュ・ドナルドソン三塁手と先日レンジャーズからトレードでツインズに移籍したアイザイア・カイナーファレファ内野手、24歳のベン・ロートベット捕手を獲得。
MINとのトレードで3BドナルドソンとSSカイナファレファ、Cロートベット(24歳)獲得。放出したのはゲイリー・サンチェスとアーシェラ。ドナルドソンは4年契約(年俸21M)の3年目。昨季は135試合出場OPS.827(26HR)。 https://t.co/CEZEFzMvjY #NYYHS2022
— YankeesJP (@yankeesjp) March 14, 2022
トレードは2対3の複数トレード
交換要員としてヤンキースからツインズへゲーリー・サンチェス捕手と内外野のユーティリティ選手ジオ・アーシェラが移籍する。
両軍で5名が動く大型トレードだが、考えてみれば、あの99日間のロックアウトがなければ毎年12月のウィンターミーティングあたりによく書いていた情報だ。
Clean shaven Josh Donaldson 💇♂️ pic.twitter.com/7iPUxZnEtp
— FOX Sports: MLB (@MLBONFOX) March 14, 2022
FOXスポーツのSNSに掲載された髭を剃ったドナルドソンがカワイイ印象だが、昨季は135試合で打率.247、本塁打26、OPS.827。
36歳で右ハムストリングスの持病が心配だが、遅咲きの選手で32歳から4年連続OPS.800以上をマークしている。ブルージェイズ時代の2015年にシーズンMVPを受賞している。
ツインズと2020年1月に結んだ4年総額9200万ドルの契約のうち今季の2375万ドルと2023年の2175万ドルの4500万ドルの契約が残っているが、ヤンキースにとっては確実に戦力アップにつながる補強だ。
ドナルドソンとコールの確執
しかし、昨シーズンの途中、粘着物質の規制を巡ってヤンキースのエース格ゲリット・コールをいじったドナルドソンがヤンキースに行くとは、ブーン監督が二人の中に入って握手させるのだろうか?クラブハウスの雰囲気が気になるところだ。
カイナーファレファもレンジャーズからツインズへ移籍して1日でミネソタからニューヨーク行きとは本人も驚いたに違いない。
ヤンキースは正捕手サンチェスを放出
サンチェスは以前から放出の噂もあったからやっぱりかという印象だ。過去4年間の打率.201は低すぎる。長打力は魅力だが、守備の拙さが何度も指摘されていた。
レンジャーズへミッチ・ガーバーを放出したツインズは、ガーバー以上の長打力を持つ正捕手を獲得したことになるが、今回のツインズとヤンキースのトレードではヤンキースの方がちょっと得したようなイメージがある。