先日、メジャー初安打初本塁打を放ったヤンキースの日系4世カイル・ヒガシオカがデビューから3安打がすべてホームランという珍記録を作った。
28歳のヒガシオカは2008年のドラフト7巡指名でヤンキースに入団。昨季メジャーデビューするまで9年もかかったオールドルーキー。西海岸のカリフォルニア州オレンジカウンティ出身。
ヤンキースの捕手は、正捕手のゲイリー・サンチェスが10日間の故障者リスト入り。2番目捕手は7年目のオースティン・ロマイン。3番目の捕手が2年目(サービスタイム0.031)のヒガシオカという布陣。
現地6月1日、同地区ライバルで首位争いを繰り広げているレッドソックス戦で左腕プライスからメジャー初安打となるソロを放ち、3日のブレーブス戦でも第2号を記録。そして4日のブレーブス戦でもスタメンでマスクを被り、第2打席で左越えにソロホームランを放った。
We hold this truth to be self-evident, that @the_higster hits home runs. pic.twitter.com/gOyVeXrNPD
— New York Yankees (@Yankees) 2018年7月4日
メジャーで自身3本目の安打もホームランは、MLB.comによればヤンキースではアルフォンゾ・ソリアーノ(元広島)に次いで史上2人目ということだ。
もともと長打力のあるヒガシオカは、2016年にマイナーで21本塁打を記録。2番手のロマインが7年間で11本塁打(今季4本)しか記録しておらず、このままコンスタントに長打が出ると2番手でメジャー定着も考えられる。
ヤンキースには2Aにも日系捕手で昨年R5(ルール・ファイブ)ドラフトで獲得した25歳のチェイス・ヌマタも所属している。